一見間違えているようにみえても
彼と過ごして3日が過ぎた。
朝起きると彼がいて、どちらからともなく抱き寄せ合って朝のまどろみに2人でたゆたう。
ぎゅってするとぴたっと体がくっついて気持ちがいい。
ずっとぎゅってしていたいけど、だんだんと熱くなってまた離れる。
この時間が一番好き。
今日は季節外れの真夏日で朝から蒸し暑く、3回も目が覚めた。
その中で記憶に残っている夢の話をしたいと思う。
今、私は大学4年生なのだが、今日見たのは高校時代の夢。
高校時代の私は、受験勉強に明け暮れていた。
自称進学校にありがちな、いい大学に行けという洗脳にしっかりと染まっていたことにより、私は高校1年生の時にすでに受験勉強を意識していた。
今日みた夢も、小テストに向けてクラスみんなで勉強している夢だった。
ああ、もっと勉強したら今の大学よりも上に行けるかも。とか
大学時代の記憶をもったまま高校に戻ったような設定だったので、テストとか2回目じゃんラッキーとか思っていた。
今通っている大学は第一志望の大学ではなくて、入学当初は仮面浪人を考えるほど今の大学が好きになれなかった。
もっと努力すれば、あのときあの選択をすれば、と何度も思った。
でも、今日の夢は違った。
ああここで勉強すれば、今の大学よりも上の大学に行けるかも、テスト2回目だから緊張で真っ白になることもないかも、と思ったけど、そうしたら大学4年間で出会えた人とも経験も全部なくなるのかと同時に思い、
そうまでして、今の大学よりも上の大学を目指す意味を見いだせなかった。
それほどまでに今通っている大学での経験が自分にとって貴重な経験であることを実感した。
私が今、もしタイムマシンを使って受験生に戻ったとしても、今の人生を歩むだろうと確信する。
あの時、間違いだと思った選択が最適解に変わった。
どの選択をしても結局後悔することになるという人がいる。
でも、後悔するかどうかって結局捉え方次第なのだと思う。
自分の選択を最適解にするために、
まっすぐに自分の選択を受け入れられるように、悩み抜いて選ぶ必要があるのだと思う。
ただ、言えるのは、結局生きていれば、前に進もうとしていれば、なんとかなるということだろう。
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