オンラインでできる自己紹介アイスブレイク5選
在宅勤務体制が始まって、早1年が経とうとしています。この1年の間にも、弊社フォーデジットには47名の新しい仲間が入社してくれました。新メンバーは入社即、在宅勤務。かなり積極的にコミュニケーションを取らないと、お互いを知ることができなくなってしまいました。毎朝挨拶して顔を覚えるとか、ふらっとランチに行って人柄を知るとか、そういうのが起きません。
そんな中、私が所属するPRチームにも新メンバーが! どうする!
私たちは、オンラインホワイトボードのMiroを活用することにしました。各ミーティングの議事録として使いつつ、ついでにチームビルドのワークもやってみようという試みです。この記事ではやって良かった!Miroを使った自己紹介アイスブレイクをご紹介します。
アイスブレイクは選別が重要
アイスブレイクとは名前の通り、凍った空気・緊張感(アイス)を壊す(ブレイク)手法のこと。お互いに質問をしたり、簡単なゲームをしたり…。その手法は世界中で開発され、検索するとさまざまなワークが出てきます。しかし私は思いました。
(検索して出てくるアイスブレイク、超やりたくない…………)
マシュマロチャレンジとか、バースデーラインとか、何…?盛り上げられる気がしない。ワークの内容が悪いとかでは全くなく、私やチームの性質に合わないということです。
アイスブレイクの目的は、発信しやすい雰囲気を作ること。主体的に関わってもらうために、メンバーの心理的安全性を高めることです。つまりアイスブレイクが盛り下がる内容だったら全然意味ないわけです。メンバーの雰囲気や構成、チームのフェーズに合わせて、適切なワークを選別することが重要となります。
ここではお互いのことをほとんど知らないメンバー同士が、新しくチームを形成していくフェーズを想定しています。それぞれの特性を紹介したり、お互いに質問しやすくなるようなワークを集めてみました。
Wind & Anchor
あなたという船の、Wind(前に進める追い風)とAnchor(進行を遅らせるイカリ)はなんですか?を共有するワークです。自分にとってモチベーションが上がる望ましい環境と、モチベーションが下がる嫌な環境を、口頭で説明しながらカードに入力していきます。事前準備は必要なく、その場ですぐにできるワークです。
サンプル画像に入力した内容がアホっぽすぎる…(笑)。しかしこういった些細なことが重要です。例えば天気が悪い日に、近くにいなくても(あの人は体調大丈夫かな?)と気遣うことができます。
人数:何人でも
時間:1人につき1〜3分
使ったMiro機能:sticky note
ライフスタイル/ワークスタイル
あなたのライフスタイル/ワークスタイルの特性と、メンバーに望むことを共有します。早起きが苦手、話しながら決めたいタイプ、残業はしない主義…などなど。近くで仕事をしていると見えてくる各メンバーの特性を、リモートでも共有しようという試みです。
これはフォーデジットのCommunication Design Div. 立ち上げチームで、プロジェクト キックオフ時のワークとして考えられたものです。仕事と生活が一体となる在宅勤務体制では、特に重要な共有だなあと思います。これを全員が記入することで、プロジェクトメンバーの価値観をマージして、下のようにチームのコミュニケーションのポイントをまとめることができます。
人数:5,6人くらいが限界かも(長いので)
時間:1人につき3〜5分
使ったMiro機能:Grid
My Favorite XXX
あなたの好きな食べもの、お酒、スポーツ、タレント、場所、休日の過ごし方…などなどをたくさん記入し、カードを見ながら時間を決めてフリートークします。
仕事から離れた雑談系の自己紹介ワーク。シンプルですが、トークテーマがあることで話が進みます。2〜3回目のミーティングなど、チームが少し慣れてきた頃におすすめのワークです。
人数:何人でも
時間:全体で15分くらい
使ったMiro機能:sticky note
Good & New
24時間以内にあった、あなたの良いニュースをシェアします。有名なワークですね。このワークは朝会や週定例など、繰り返し行われる会議体に導入するのがおすすめです。1回のワークではなく、繰り返しや積み重ねによって人柄が見えてきます。
簡単にできてツールも選ばず、通話ツールやチャットでもできます。Miroを使うのであれば、画像のように日付を残すと良いと思います。日記のように記録にもなりますし、あの時のあれどうなった?などの話もできます。
人数:何人でも
時間:1人30秒〜1分
使ったMiro機能:sticky note
どちらかといえば…
性格診断のような質問に、メーターで答えていくワーク。質問は「犬派?猫派?」のようなカジュアルなものから、「上下関係のマナーは大切だと思う?」のような踏み込んだものまで。それぞれの担当カラーを決めて、●を動かしながら答えていきます。
ここで気をつけたいのは、聞かれたくないことがある人もいるということ。全てのワークに共通して言えることですが、嫌なことは答えなくていいよ!が大原則です。こういった場にはどうしても圧力が働いてしまうので難しいですが、「どちらともいえない」「無回答」「😐」などの曖昧な選択肢を用意しておくことが必要だと思います。
人数:5,6人くらいが限界かも(狭いので)
時間:全体で15分くらい
使ったMiro機能:connect line, shape
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私たちのチームで実際にやってみた、オンラインのアイスブレイク5つご紹介しました。幸いにもチームメンバーからは「話しやすくて楽しかった!」「緊張が解けてありがたかった!」と言ってもらえました。
アイスブレイクは、やったら絶対仲良くなる!という魔法のワークではありません。チームに合った適切なワークを活用して、心理的安全性を高め、コミュニケーションの活性化に繋げていきましょう💪