分岐点かもしれない
今、人生の分岐点にいるかもしれない。
夫はモラハラだ。
わたしに対して、期待が大きく
その期待から外れると何時間も責め立ててくる。
こうやって言わせてるわたしが悪いと思っていた時期もある。
だが、わたしの言い分も一切聞かず
全てにおいてわたしを悪く言い
自分のことはいつも棚に上げている。
つい先日、イベントがあり、夫に子供を1人預けて2、3時間離れた。合間合間に様子見ていたし、たかが2、3時間と思っていたが
無理だったようだ。
そのイベントの帰りに、俺に押し付けるなと怒鳴られた。
父親だし、押し付けるなも何もないだろうと言ったが
聞く耳持たず。
だんだん派生して、私が仕事もせずに家にいる事を罵り始めた。
夫と生活を始めてから、わたしは何も変わっていないとよく言われる。
自力で生きる力もない、夫に寄生して甘い蜜だけ吸っている、危機感もなく偉そうにしている、夫に対しての思いやりがない、子供への当たりが強い、不健全な育児をしている…
ざっとこんな感じだ。
確かに、子供3人抱えて、1人でやっていけるかと聞かれたら、金銭面では今のところ無理だ。
大学を卒業してからまともな職に就いたこともなかった。
夫に出会ってから結婚するまでは、契約社員として働いた。
夫はスキルアップのための転職、転居が多く
わたしはそれに合わせてパートという働き方を選んできた。
妊娠や出産、転居の繰り返し。仕方ないと思っていた。
言う通り、自力で生きる力は無い。
金銭面では夫に頼るしかない。夫は稼ぎは良い。贅沢に生活させてもらっている。そのことは口に出さずとも、日々感謝しているし
節目には感謝の気持ちを伝えている。
だが、常に感謝の気持ちがあるわけではないし、ましてや、稼いでもらっているからとヘコヘコするつもりもない。
稼ぐための時間をわたしが作っているという自負がある。
子供の世話、家事は一切をわたしが担っている。
至らないところだらけだが、わたしは子供が健康に育っていると思うので、これくらいの手抜きでちょうどいいと思う。
夫に対しての思いやりは、ある時もあれば、無い時もある。子育てをしていて、夫に思いやってもらったと感じることはとても少ない。
1人目が生まれてから、子供の世話はほとんど私だけでやってきた。それは夫が仕事で忙しかったから。
公園へ連れて行くのも、授乳も、離乳食も、トイレトレーニングも、寝かしつけも、体調管理も。1人でやるのは大変だから、手伝って欲しいと何度も訴えた。たまには休みが欲しいと何度も何度も言ってきた。
それでも夫は、わたしのことを甘やかすだけだと信じて、わたしに休みをくれることはなかった。だから、わたしは自分で休みを取るようにしてきた。
妊娠中、体調が安定しなくて辛くて横になりたくとも、子供の世話は続けないといけない。お腹がどんどん大きくなっていっても、こどもに抱っこをせがまれたら断れない。
スーパーへの買い出しを、言うこと聞かない子供と出て、重いものを持ちながら、子供を抱っこして、と、そんな無理が祟ったのか3人目は少しだけ早産だった。
帝王切開で、お腹の傷は痛むし、乳は張るし、夜間の搾乳もありながら、子供の世話もして。
命を生み出したんだから、これくらい当たり前だし
投げ出すことはできない。
ただ、労りが欲しかった。
身近に頼れる人もいない。毒母なんてもってのほか。
子供3人分の世話と家事は、退院した翌日から1人で担った。
それこそ夫に思いやりがあれば、わたしはもっと休めただろう。だが、世間一般的に、産後の女性が休むべき期間は、普段通りの生活だった。
子供への当たりの強さについて、近頃気づいたことがある。
結論から言うと、寝不足だ。
夜泣き、妊娠、出産、授乳によって
1人目の子供を産んでから今に至るまで、わたしは慢性的に睡眠が足りていなかったようだ。
2人目が、幼稚園に通うようになり
3人目がある程度まとまって寝るようになり
日中に、昼寝ができるようになって、心が晴れてきた感覚がある。
いつもいつもイライラして、イヤイヤ期の子に対して厳しくしたり
こちらも我慢ができずに怒鳴ったりしていた。
けれど、日中に休憩できるようになってからは
イライラすることも減り、イヤイヤ期にも優しく接することが増えてきた。
ホルモンバランスと寝不足が、わたしのイライラの誘発剤だったのだろう。
そして、夫はこの頃、仕事がとても忙しく
わたしよりも全然余裕がなさそうだった。
息抜きにも時間をとるが、寝る時間を削るので悪循環。
妊娠中のわたしのように
イライラしており、イヤイヤ期にも辟易しているように見えた。
だから、わたしは、フォローできることはしてきた。
そう思っていたが、夫からしたら足りなかったようだ。
イベントの帰りに散々怒鳴り散らし、家に着いた途端、1人ででていった。
それから数日、音信不通のまま過ごした。
私たちが不在の時に、仕事道具だけ取りに帰ってきた様子だった。
数日間、子供たちは、父親に会えていないが
特段寂しがってはいない。
もちろん、子供たちは父親が大好きで、一緒にいる時は破顔の笑顔でいる事も多かった。
数日経って、夫から連絡が来るようになった。
わたしが全て悪いことを、前提とした文章ばかりだった。
わたしのせいで、出て行ったし、帰れない。
わたしのせいで、子供達に会えない。
わたしのせいで、大変な思いをしている。
そして、子供たちをわたしに預けるのは不安ばかりだ、今後どうするつもりか、1人でやっていけるわけないだろう、子供たちの人生がかかっているから、ちゃんと考えて連絡しろ。
と、そのようなことを送ってくる。
必要最低限だけ返事をして過ごしていたら、どんどん追撃が来るようになった。
今後、どうするつもりなのか。
どうしたいのか。
一時的に離れるだけなのが、ずっと離れるのか、と。
子供を置いて出て行ったのは夫だ。
それすらもわたしのせいにしてくる夫と、このまま上手くやっていけるのだろうか。
わたしが毒親育ち特有の、我慢、耐えるという技を使えば
また以前のように生活できるかもしれない。
その方が、子供たちのためにもなるだろう。
だが、わたしはこの先もずっとモラハラに耐えなければいけないのか。
流していけない事もない。
でも、モラハラを受けてるところを子供に見せ続けていいのだろうか。
夫が出て行って、数日経ったが、生活はそれほど変わらない。夫に、わたしを助けてもらうということは期待しなくなっていた結果だろう。
わたしは、どうしたいのか。
わたしは、夫に負い目を感じずに生活したい。養ってもらっていることはもちろん感謝しているが
養われているから低姿勢でいるのとは違うと思う。
わたしが家のことを担っているから、夫は外に出られる。
そこを忘れてほしくない。
どちらかが上だなんてことはない。
もう、子供を産むつもりがないので、妊娠出産でホルモンバランスが崩れることはないが、夜泣きがあれば寝不足になるし、生理前は精神的に不安定にもなる。そんな時はそっとサポートして欲しいが、それすら自分でどうにかしろと言われるだろう。
子供が健全に育つために、わたしはずっと自分の中で自分と闘ってきた。
こどもに怒鳴ってはだめだ、責めてはだめだ、優しくしなきゃと常に思ってきた。
そのために、できる限りのことはしてきた。
上手くいかない事も多かったけど、自分の気持ちや状況をノートに書き綴る事で、少しずつだが、子供達への接し方も変えられるようになってきた。
げんに、感情的に怒鳴る日は減った。
子供と対等に接せられる日が増えた。
以前のわたしのままで育児をし続けていたら
1人目は確実に自己主張のできない子になっていただろう。
今は、わたしに一生懸命反抗してくる。
クソババアとも言われる。
そんなこと言える母親になれたんだと、安心している。
3人目が幼稚園に入ったら、ぼちぼち仕事も始めたい。
そのための準備は今しておくべきだろう。
正直、わたしは、事務仕事が向いていないと感じる。
事務職に就いてた時に、とにかく細かいミスをしてしまっていた。どんなに気をつけても。なんらかの障害でもあるんじゃないかと思ってしまうほど、ミスが多かった。
今思えば、産後で脳みそがやられていたのかもしれない。もともと、書類の整理などは得意だし、パソコン操作も嫌いではない。
だが、3人目が幼稚園に行く頃になると、私もアラフォーになっていて
雇ってもらえるのかが不安でもある。
ならば、趣味のハンドメイドを極めて、売るのが良いのか。
それとも、何か資格をとって活かせる仕事を探すべきか。
そんな悠長なことを考えていられるのも、夫の扶養にいるからだ。
夫はモラハラだ。
でも、わたしはモラハラ耐性があるため、ひどいことを言われても流せる。
容姿、育ち、経歴、性格。散々ひどく言われてきたが、それは全てわたしがわたしに投げていた言葉だから、他人に言われてもあまり響かないのだろう。
納得する時さえある。
でも、それをずっと許容していていいのだろうか。
ここが分岐点なのではないか。
専業主婦で、養ってもらっていて、自力で生活できないわたしだけど
子供の世話はしてきた。でも、それだけ。
そんなわたしが、夫から離れるという選択を、選択肢に入れても良いのではないか。
こわいけれど、なるようにもなるのではないか。
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