末っ子からもらった言葉
my誕生日でのこと
末っ子から、こんな言葉をもらった。
「ママ。ママの海は、波が大きくなったから大丈夫だよ。お誕生日おめでとうございます。」
波が大きいとは、一聞してあまり良くないことのように思うかもしれない。
船乗りには歓迎されない様かもしれないが
一方、サーファーにとっては朗報だろう。
末っ子は、その目で大きな波を実際に見たことがないはずだ。
では、何をどう見て、どう感じてこの言葉が出たのか。
「波が大きくなった」の後に「大丈夫だよ」との言葉
言葉通り、私の中に大きな波を見て、それが良いことだと感じたとするならば
なんてこったい と思った。
とてつもない美しさと、果てなく広がる感受性
底知れず、天井知らず
そして、こんなにも嬉しいお祝いの言葉をもらえた私は
死の直前に、きっとその言葉を思い出すだろう。
なんだか泣けた。
こんなにも愛しく尊い感受性を持って生まれた彼女は、これから先の人生
その目で、その耳で、その肌で
世界をどんな風に受け止めていくのだろう。
少しでも、世界を愛しいと思ってほしいから
私は母として、彼女と共に歩む者として
世界を諦められないなと思いました。
ありがとう
大きな波を待ち、乗りこなすサーファーのごとく
何を学び何を練習するか、考える夜です。