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コロナ騒動とカナダ保育士の待遇

こんにちは!

今日はコロナ騒動中のカナダ保育士の現状をお話ししたいと思います。

現在、私はコロナの影響で、保育のお仕事が停止しています。3月後半から続いているので、もう3か月以上、家で待機している状況です。

とはいっても保育園自体が閉まっているわけではありません。医療従事者等、Essential workerの家庭には保育園を開放しているので、コロナが深刻化した後も、勤続年数の長い数人の保育士が勤務しています。

このパンデミック中、カナダ政府は保育園に対し莫大な金額の援助をしています。現在営業をしている園に対しては、通常の7倍の支援金、閉園している園に対してさえ2倍の支援金が支払われています。

現在保育園が、子どもをStay Homeさせている家族には保育料の支払いを免除しているので(それでも保育園でのスポットを失うことはありません。)、保育園側の収入が減少しても滞りなく保育が行えるように、そして現在閉園している園もスムーズに営業再開ができるように、という配慮からくるものです。

そしてもう一つ。このパンデミック中に、Essential workerとして働いている保育士たちに還元するように、という意味合いも含まれています。私の友達の保育士は、コロナ騒動中もフルタイムで勤務し続けていますが、Hazard payとして、1日につき$50(5000円ほど)のボーナスが出ているそうです。

ただこのHazard pay、政府からの書面にも”保育士に還元するように”と記載があるそうですが、義務ではないのです。そのため、保育士に還元されるかどうかは、保育園のオーナー判断となっています。現に全くボーナスが出ずに、普段と変わりない給料・保障で働いている保育士友達も何人かいます。

カナダでは日本同様、保育士が不足しています。それに加え離職率も高いので、保育園側が”質の良い保育士”を確保することがとても難しくなっています。

このパンデミック中、オーナー側が現場で働き続けている保育士たちをどう扱うかによって、今後の保育園経営の明暗が分かれるように思います。

目先の利益にとらわれて、お金を懐に入れてしまうオーナーと、現場で働いている保育士たちの苦労を理解し、その労働に対し還元するオーナー。皆さんならどちらの経営者とこの先も一緒に仕事をしたいと思うでしょうか?

こういう非常事態の時にこそ、その対応によって、長く仕事を続けられる職場かどうかがわかる気がします。パンデミックがある程度収まってから、また保育士の離職率が高くなりそうだなぁ…と思っています。

カナダ政府からの支援金も8月末で終了し、保育園の本格的な営業再開は9月からとなりそうです。こちらは9月が年度切り替えということもあり、おそらく最初の2週間くらいは保育士も子どもたちも大変な期間になると思います‥。(私も仕事に戻ることが怖いです。笑)

さて今日は、カナダ保育士のコロナ中の状況についてお伝えしました。

次回もお楽しみに!




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