鹿だって角を隠したい
地球の嘘は
毎朝窓辺を飛んでる
すずめがよく知ってる
「不器用なほど
角がでててね
器用な嘘ほど
爪でひっかくんだよ」
「そうなの?」
「悲しいときは
しばらく悲しんでいいんだ
というか悲しめムカつけ」
「うん」
「嘘ついても
いいじゃないの」
「うん‥」
「だってさ
こんな角だって隠したい時あるよ」
「うん‥ 」
「攻撃しないための嘘は
ついてもいいじゃない 」
「んん 」
「30時間付き合うから
すね終わったらさ 」
「う‥ん 」
「面白くなってきたねって言ってみて
面白い嘘だよ ね 言ってみて」
「 面白くなってきたね 」
「早かったな
(もうちょっと居たかったけど)
‥そんじゃ帰るわ 」
「もうちょっと居て」
💮