【要約】未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること
✅「未来の年表2」河合雅司著:日本の人口減少によってこれから起こること
今回は、人口減少対策総合研究所の理事長である河合雅司さんが著した『未来の年表2:人口減少日本であなたに起きること』を取り上げます。
この本では、急速に進む日本の人口減少が、今後の社会や日常生活にどのような影響を及ぼすかを具体的に示しています。
10年後、20年後の日本にどんな変化が待ち受けているのか、そして私たちはどう備えるべきなのかを知ることで、早めの対策ができるかもしれません。
河合雅司さんは、日本が抱える人口減少問題をわかりやすく解説しながら、課題だけでなく私たちがとるべき行動も示してくれています。
ぜひ、この一冊を手に取って、私たちが直面する未来の現実とその対策について考えてみてはいかがでしょうか。
こんな人におすすめ!
将来の日本に対する不安があり、対策を知りたい方
少子高齢化の影響や社会変化に関心がある方
自身や家族の生活の安定を考え、将来の備えをしたい方
本書は、将来の社会変化に備えたいと思うすべての人に役立つ内容です。これからの社会でどのような問題が予想され、それにどう対応していけばよいのか、初心者にもわかりやすく説明されています。
本書の魅力
『未来の年表2』の魅力は、具体的なデータとともに、今後の日本の姿をイメージしやすい形で提示している点にあります。単なる問題提起にとどまらず、各分野でどのような変化が訪れるのか、そして私たちが何をするべきかについても明確な指針を示しています。また、人口減少や高齢化が新しいビジネスチャンスにもなるという視点も取り入れており、危機を前向きにとらえる考え方が身につきます。
これから本書の要約をご紹介しますので、ぜひご一読ください
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✅日本の人口減少の現状
2022年、日本では出生数が79万9728人にとどまり、初めて80万人を下回りました。
これまでの予測では、出生数が80万人を割るのは2033年ごろとされていたため、少子化は予測よりも11年も早く進んでいます。
この数値は、厚生労働省が発表したものであり、少子化の加速が非常に深刻な段階にあることを示しています。
少子化の進展にはいくつかの理由があります。例えば、子どもを育てるための負担感が高いことや、若い世代の非正規雇用の増加が挙げられます。経済的に不安定な生活環境では、結婚や出産をためらう人が増えています。
こうした状況に対し、政府も危機的な状態だと認識し、対策を模索していますが、改善には大きな時間と労力が必要です。
出生数の減少が続けば、将来的に社会全体に影響が及びます。若い世代の減少は、労働力不足や社会保障の負担増加を招き、日本の経済成長や国力にも影響を及ぼすでしょう。
✅これからの日本で起こる問題
1. 2025年 - 中小企業の後継者不足による廃業増加
日本の人口が高齢化し続ける中、多くの中小企業では経営者が高齢になり、引退の準備が必要です。
しかし、後継者が見つからず、廃業を余儀なくされるケースが増えると考えられています。
この問題は、単に企業がなくなるだけでなく、日本全体の経済や地域社会に大きな影響を与える可能性があります。
中小企業は、日本国内の多くの雇用を支え、地域経済の中核を担っています。2025年までに後継者不足で廃業する企業が増えると、約650万人の雇用が失われる可能性があるとされています。
また、企業の廃業が相次ぐことで、日本全体の経済規模、すなわちGDPも約22兆円縮小するリスクがあります。これは、日本の経済や日常生活に大きな打撃を与えることを意味します。
特に、地元密着型の中小企業が閉鎖されると、地域の住民にとっても大きな影響が出ます。例えば、商店や工場がなくなることで、買い物やサービスが不便になったり、働く場所が減ったりします。
さらに、中小企業が行っていた地域イベントや社会活動も途絶えてしまい、地域の活力が失われることも懸念されます。
このような状況に対し、政府や自治体は、若い世代の経営支援や事業の引き継ぎを支援する施策を進めています。また、企業間での合併・買収(M&A)も後継者問題の解決策の一つとされ、注目を集めています。
2. 2030年 - ドライバー不足で商品が届かなくなる
2030年には、物流業界で深刻なドライバー不足が起こり、私たちの生活に直接的な影響を及ぼすと予測されています。この問題は特に田舎で顕著になり、配達効率が低下するだけでなく、運送料金が高騰し、商品の配達にも遅延が発生する可能性があります。日常生活で当たり前だった「注文した商品がすぐ届く」というサービスが、今後は大きな課題になるかもしれません。
ドライバー不足の主な原因は、高齢化による労働力不足です。現在、トラックドライバーの平均年齢は50歳以上とされており、若い世代の新規参入が進んでいません。また、長時間労働や低賃金といった厳しい労働環境も原因の一つで、多くの人がこの仕事を敬遠するようになっています。
さらに、2024年問題と呼ばれる労働規制の強化が追い打ちをかけています。2024年からは、トラックドライバーの労働時間規制が強化され、1人のドライバーが運べる荷物の量が減少します。この影響で、2030年には約25%の荷物が運べなくなると予測されています。これにより、配達の遅延や、田舎など配達効率の悪い地域での運送費が大幅に上がる可能性が指摘されています。
解決策としては、ドライバーの待遇改善や、女性やシニア層の積極採用が挙げられています。また、AIや自動運転技術、ドローンを使った物流の効率化が期待されていますが、これらが社会全体に普及するには時間がかかると見られています。
この問題が放置されると、商品が届かないだけでなく、物流の混乱による経済全体への影響も避けられません。例えば、食品や日用品の供給が滞ることで、消費者の日常生活に支障をきたす恐れがあります。そのため、政府や企業、そして私たち一人ひとりがこの問題を理解し、解決に向けた行動を取ることが重要です。
3. 2033年 - 都市部で空き家が廃墟化する
2033年には、総務省の予測によれば、日本全国で2166万戸の空き家が生まれ、空き家率は30.4%に達すると見込まれています。つまり、全国の住宅の約3割が空き家になるということです。人口減少や高齢化が進む中で、特に都市部や地方の住宅が空き家となり、それらが廃墟化する可能性が高まります。
空き家が増える理由の一つは、人口の減少により、住宅の需要が減少していることです。また、住んでいた高齢者が亡くなったり、都市部の若者が地方に戻らず別の場所で暮らしたりするため、住宅がそのまま放置されるケースも多くなっています。空き家が増加することで、放置された家屋が老朽化し、やがて廃墟化していきます。
廃墟化した空き家は、治安の悪化につながる恐れがあります。例えば、空き家はゴミや不法投棄の場所として使われたり、不審者のたまり場になったりすることがあります。こうした空き家が増えると、地域全体が荒れた印象を与えるだけでなく、近隣住民の不安も増し、地域社会の安全が損なわれる可能性があります。
また、空き家の管理が不十分な場合、火災が発生するリスクも高まります。老朽化した建物は耐久性が低く、強風や地震によって倒壊することもあるため、近隣の家や人々に被害が及ぶ可能性も否定できません。
こうした問題を防ぐため、政府や自治体は空き家対策として補助金制度や空き家バンクの活用を進めています。空き家バンクとは、空き家を所有者が登録し、購入や賃貸を希望する人に情報提供をする仕組みで、特に地方への移住者に向けて活用が期待されています。また、空き家をリノベーションして新たな住宅や商業施設として再利用する取り組みも増えてきています。
4. 2040年 - 高齢者が自宅でひっそりと亡くなるケースの増加
2040年には、日本の高齢化がさらに進み、65歳以上の一人暮らしの高齢者が急増すると予測されています。男性では約20.8%、女性では24.5%が一人暮らしになる見込みで、これは5人に1人以上の割合で、誰にも看取られずに日々を過ごす高齢者が増えることを意味します。この一人暮らしの増加に伴い、自宅でひっそりと亡くなる「孤独死」も多くなると予測されています。
孤独死の原因の一つは、急な体調変化に気づいてもすぐに助けを呼べない環境にあることです。特に冬場の入浴時は危険が伴います。寒い部屋から暖かいお風呂に入ると急激な温度変化が生じ、血圧が急上昇したり、心筋梗塞や脳出血が引き起こされやすくなります。入浴中に気を失い、そのまま亡くなるケースが多く報告されています。高齢者が一人で暮らしている場合、こうした緊急事態に誰も気づかないまま時間が経過し、発見が遅れることも少なくありません。
さらに、歳を重ねると体力が低下し、家の中で転倒するリスクも高まります。転倒した際に骨折や頭部を強く打ってしまうと、自力で起き上がるのが難しくなり、救助が来るまで動けない状況に陥ることもあります。特に日常生活のサポートが受けられない一人暮らしの高齢者には、こうした事故や健康リスクが潜んでいます。
孤独死を防ぐためには、日々の見守り体制が重要です。自治体や地域のボランティア活動の中には、定期的に高齢者宅を訪問したり、電話で安否確認を行ったりする取り組みが増えています。また、生活のサポートとして、福祉サービスや介護支援サービスを活用することも必要です。さらに、自宅での温度管理がしやすい「断熱住宅」に住むことや、浴室暖房を設置することで、入浴時の温度差を減らし、安全な生活環境を整える工夫も推奨されています。
このような対策を取り入れることで、孤独死のリスクを少しでも減らし、高齢者が安心して暮らせる社会を目指すことが大切です。
5. 2042年 - 定年後に貧しい高齢者が目立つ
2042年には、年金だけで生活する高齢者が経済的な困難に直面するケースがますます増加すると予測されています。これは、非正規雇用が増加し、働いている間に十分な年金を支払えなかった人が多くなっているためです。
年金制度は、基本的に長期間安定した収入があり、しっかりと年金保険料を支払ってきた人ほど、老後に受け取れる年金額が多くなります。しかし、非正規雇用の増加により、こうした十分な年金を確保できない人が増え、定年後の貧困に直面する高齢者が目立つようになるのです。
非正規雇用者は正規雇用者よりも収入が不安定で、年金保険料の支払いも難しい場合が多いため、老後に受け取れる年金額も少なくなります。特にバブル崩壊後の「失われた20年」以降、景気低迷の影響で非正規雇用が増加し、正社員として働けなかった世代が増えてきました。このように収入が安定しない期間が長くなると、老後資金が貯めにくくなり、貧しい生活を余儀なくされる高齢者が増えてしまいます。
老後の貧困は生活全般に大きな影響を与えます。住まいや食費、医療費などの支払いがままならなくなり、健康維持も難しくなります。また、経済的な余裕がないため、社会活動や趣味などの楽しみを減らさざるを得なくなり、孤独感や精神的なストレスが増すこともあります。これにより、生活の質が低下し、心身の健康に悪影響を与える悪循環に陥ることが懸念されます。
こうした貧困のリスクに備えるためには、若いうちから将来の資金を計画的に準備することが大切です。例えば、iDeCo(個人型確定拠出年金)やNISA(少額投資非課税制度)などの資産形成の制度を利用することで、老後資金を少しずつでも積み立てていく方法があります。また、定年後も働けるうちは働き続けることも、老後の生活を支える一助となります。
政府や自治体も、年金や福祉の見直しや非正規雇用者に対する支援の拡充が求められており、社会全体で高齢者の貧困問題に取り組むことが重要です。
✅日本で生き抜くための対処法
1. 65歳定年ではなく「働けるうちは働く」
日本では高齢化が進み、労働力不足が深刻な問題となっています。このため、65歳を超えても元気で働けるうちは働き続けることが推奨されています。従来は65歳が「定年」とされ、多くの人がその年齢でリタイアし年金生活に入るのが一般的でしたが、近年では状況が変わりつつあります。
一つの理由は、定年後の生活が長期化していることです。日本人の平均寿命が延びたことで、65歳で仕事を辞めたとしても、人生はまだ数十年続く可能性があります。その間、年金だけで生活するのは経済的に厳しくなることが多く、働き続けることが生活の安定を保つためにも有効な手段となります。
また、労働力不足の日本では、シニア世代が貴重な労働力として期待されています。若年層が減少する中、働き手を確保するために、企業はシニア世代にも仕事の機会を提供する傾向が高まっています。こうした状況により、以前よりも柔軟な働き方や時間帯で仕事に携われる環境が整ってきており、シニア世代でも働きやすい職場が増えています。
働き続けることは、経済的な安定だけでなく、健康維持にも良い影響を与えます。人との交流が増え、日々の生活に目的が生まれることで、精神的にも活力が保てるからです。また、体を動かす機会や、頭を使う仕事が増えることで、健康維持や認知症予防にもつながるとされています。
もちろん、シニアが働きやすい職場環境を整えることも重要です。企業側も定年延長や雇用継続制度の導入を進め、高齢者が無理なく働けるように配慮することで、シニア層がさらに活躍できる場が広がるでしょう。
2. 一人で2つ以上の仕事をこなす
今の時代、AIや自動化の技術が進んでおり、従来の仕事が機械やコンピューターによって代替される場面が増えてきています。このため、これまでのように一つの職に依存するのではなく、複数の仕事を持つことが求められるようになっています。一つの仕事だけでなく、副業やパートタイムなど、複数の仕事を組み合わせることで、収入源を多様化し、生活の安定を図ることができるのです。
複数の仕事を持つメリットは、まず経済的な安定です。仮に一つの仕事で収入が減ったり、失職してしまったりしても、他の収入源があることで生活の維持がしやすくなります。また、一つの分野に偏らない経験やスキルを身につけることで、柔軟な対応力が養われ、キャリアにもプラスになります。
特に、リモートワークが広まったことで、自宅でもできる仕事や短時間でできる副業が増えています。例えば、ライティングやプログラミング、デザインなど、インターネットを活用してできる仕事の機会が広がっています。また、オンラインでの教育や講師活動、コンサルティングなど、自分のスキルや知識を活かして収入を得る方法もあります。
また、複数の仕事を持つことで、新たな人脈が広がるというメリットもあります。異なる職場や仕事で出会った人々との交流は、思わぬチャンスや情報をもたらしてくれることがあり、自分自身の成長にもつながります。
複数の仕事を持つ際には、時間管理が重要になります。特に働き過ぎや過労にならないように、自分の体調と相談しながら無理なく働くことが大切です。また、法的な面でも、会社の就業規則を確認して、副業が認められているか、事前に確認しておくと安心です。
これからの時代、自分のスキルや経験を活かしながら、多様な働き方を模索していくことで、収入とキャリアの安定、さらには自己成長を目指していくことができます。
3. 使う部屋と使わない部屋を分ける
日本では、高齢者の一人暮らしが増えています。年を重ねると、体力や気力が落ちるため、広い家に一人で住むことがだんだんと難しくなる場合があります。このため、家全体を使うのではなく、日常的に使う部屋を限定し、コンパクトに暮らす工夫が必要です。
家をコンパクトに使うことで、まず掃除や片付けがぐっと楽になります。例えば、リビングと寝室、そしてキッチンや浴室など、生活に必要な最低限のスペースに限定することで、日々の管理がしやすくなります。また、必要なものを一つの部屋にまとめておけば、物を探す手間も省け、忘れ物や紛失も減らせます。使う部屋と使わない部屋をはっきり分けることにより、無駄な動きを減らし、日常生活が快適になるメリットもあります。
特に高齢になると、階段の上り下りや長い廊下の移動が負担になることがあります。そこで、1階に生活空間を集めたり、ワンフロアで完結するようにしたりすることで、移動が楽になり安全性も高まります。また、物を減らすことも有効です。身の回りに本当に必要なものだけを残し、それ以外の物は処分することで、家の中がよりシンプルで安全な空間になります。
さらに、生活に必要なものを一部屋に集めると、暖房や冷房の効率が良くなり、光熱費の節約にもつながります。寒い冬や暑い夏でも、使う部屋だけを効率的に温めたり冷やしたりすることで、体調管理も楽になります。
こうした工夫により、家をコンパクトに使うことは、体力的な負担を減らし、暮らしの快適さを向上させるだけでなく、生活費の節約にもつながります。高齢者の一人暮らしだけでなく、家族のいる家庭でも、家の使い方を工夫することで、生活の質を向上させることができるでしょう。
4. 年金受給開始年齢を70歳に繰り下げる
日本の年金制度では、原則として65歳から年金を受給することができますが、受給開始年齢を繰り下げて70歳から受け取る選択も可能です。
70歳まで受給を遅らせることで、月々の年金額が増え、将来の生活をより安定させることが期待できます。特に日本は長寿社会であり、長く生きることを見据えた年金計画が必要です。
具体的に言うと、年金の受給を1か月遅らせるごとに年金額が約0.7%増え、70歳からの受給にすると65歳からの受給に比べて年金額が42%増加します。例えば、65歳から毎月10万円を受け取る場合、70歳から受給を開始すれば、毎月約14万2000円を受け取れることになります。長寿社会で、90歳や100歳まで生きる可能性がある場合、この増額は老後の安心につながります。
年金受給開始年齢の繰り下げにはデメリットもあります。70歳まで収入を確保しつつ生活する必要があるため、健康で働ける状態を維持することが重要です。また、健康状態によっては、早く受給を開始した方が安心な場合もあるため、自身の生活環境や健康状態に応じて判断する必要があります。
繰り下げによるメリットを生かすためには、70歳までの資金計画や、働き続けるための環境づくりも大切です。例えば、健康維持やスキルアップを図ることで、シニア世代でも働きやすい状況を整えておくことがポイントです。また、早めに資産形成を行い、老後の収入源を年金以外にも確保しておくと、受給開始を無理なく繰り下げることができるでしょう。
このように、年金受給開始年齢を70歳に繰り下げることは、将来の生活の安定に寄与する選択肢ですが、それぞれのライフプランに合わせて検討することが大切です。
✅日本に希望はあるか?
将来の日本には様々な課題が待ち受けていますが、悲観するだけではありません。
日本には、世界に誇れる財産がたくさんあります。
例えば、日本の治安は世界的にも非常に良く、安心して暮らせる社会が実現しています。また、豊かな自然に恵まれ、四季折々の美しさを楽しむことができるのも、日本ならではの魅力です。
食文化も多彩で、寿司や天ぷらなどの伝統料理から、ラーメンやカレーといった日常的なメニューに至るまで、外国人にも親しまれています。
また、人口減少という一見ネガティブな要素も、新たなビジネスチャンスを生み出しています。例えば、少子高齢化が進む中で、介護や医療、葬儀サービスの需要が増えており、こうした分野は成長の可能性を秘めています。
特に高齢者向けのサービスでは、生活支援やコミュニティケア、リハビリ支援など、幅広い分野でのビジネス展開が考えられます。また、空き家をリフォームしてシェアハウスやカフェとして再利用するなど、新しい形で地域の活性化を図る取り組みも増えています。
さらに、グローバルな視点での挑戦も重要です。英語などの外国語を学ぶことで、海外の知識や技術を取り入れるだけでなく、日本の魅力や製品を海外に発信し、新たな市場を開拓することが可能になります。
たとえば、日本の工芸品や伝統文化、食材など、日本発の商品やサービスを海外市場に売り込むことで、観光や貿易を通じて日本経済を活性化させるチャンスが広がります。
このように、日本の強みを再認識し、国内外で新しい可能性を追求していくことで、未来への希望が見えてくるでしょう。人口減少や高齢化が進んでも、日本の伝統や地域資源、国際的な視点を生かして、前向きに進んでいく道があるのです。
最後に
人口減少や高齢化という大きな課題に直面している日本ですが、「ピンチはチャンス」です。
私たちには、未来を見据え、今から行動を起こすことで、より良い社会と豊かな生活を築く力があります。
将来を悲観するだけでなく、今できること、改善できることに目を向け、希望を持って取り組むことが大切です。
これからの日本で生き抜くためのヒントを得るために、河合雅司著の『未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること』を一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
この本は、今後の日本に訪れる変化や、それに対して私たちがどう備えるべきかをわかりやすく示しています。
未来の不安を明確な知識に変え、一歩先を見据えた選択をするために、多くの示唆に富んだ一冊です。
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