火の神に神楽を、天使にラブソングを…♪
生活は神事だと思うのです。
水場には水の神さまがおわしまし、
火気を扱えば火の神さまの力を借り、
土地を歩き土地に立つ家で暮らせば地の神さまと交わる。
それらへの敬意として掃除があり
床を掃き清め、
表面を磨き清め、
水神さまには花を
火の神さまには香を
地の神さまには金を 捧げ奉る。
それなしにそこに住んでいると気持ちのわるい感覚を、
この数年、抱くようになっていました。
そうして、それを習慣としてゆくと
場所場所の神さまが何かの時に味方してくれる
そんな経験を、有難いことにここ半年ほど、重ねてきたように、思います。
10月の初め、宮崎への移住を決めて関東から九州へわたる船の中で、
こんな投稿をしました。
水場を磨くという喜びと、暮らししごとをする環境を交換したら、
うれしたのしの相乗効果でよいだろうなぁ、
と純粋に思いました。
思っていた以上にたくさんの人から「うちへおいで」
とおっしゃっていただき、感激しました。
その際、シェアしてくださったり、お声がけくださった皆さん、
嬉しかったです。有難う。
まだ、行けていないところがあるので、
『いのちのじかんのまもりびと』翻訳も後半戦のここ半年や
いずれにせよ人生という旅の途中に、
ぜひおじゃまさせていただきたいと思っています。
*
その後、宮崎での拠点が見つかり、
引っ越しや二つの出家を経てた12月も間近な昨日、
ようやく、今の場所に落ち着いた感覚がありました。
昨日から今朝の自分を観察してみると、
翻訳をしているかと思えば(していないわけではないのですが)、
水場掃除に床掃除、火の気を降ろす場所の掃除、掃除、掃除…!
何かに取り憑かれたように、止まらなくなっている
そんな自分を意識の脇に留めながら、
それはもうからだの声に近いものだから、放って、おきました。
そんなことをしながら、
思うのです。
火の神のおわすところ清め、
そこへは神さまのお楽しみになる神楽をこそ捧げよ
土地の天使のおわすところ清め
花を植え花を愛で、愛の歌捧げよ
毎日がラブソング❤
そんなのが、いいなと。
*
お清めは、まずは水場から。
翻訳のリズムができたら、
またあちこち回りながら水場掃除に参りたいと思って居ります。
どうぞお呼び下さいませ。
令和3年11月30日 霜月のおわりに
智未