旅と食欲とわたし(1)

長編エッセイになりそうな、タイトルをつけてしまった。でも持ち時間は5分、短いのでご安心を。

夕食の席でふと、子どもたちに一人暮らしってしたいと思う、と尋ねてみた。長女の答えは

「料理しなくって食べない想像しかできない。」

何年か前、夫と長女・私と次女で別居したことが数か月あって、そのときの長女の食生活がそれそのものだったから、ああそうなのかもしれない、この子は思春期のクールでドライな態度の内の内側に、構ってもらうことへの強い欲求が生存条件としてしっかり入っているのだ、と改めて思い出す。

誰だってそうだけれど。

だから、私は離婚しない選択をしている。

さて、そんな一瞬よぎった一連の考えは置いておいて、長女の一言にはすかさず

「えー、食べるの大好きなのに、作らないってどうなん、もう!」

みたいな突っ込みを入れておいた。
本当にそうだ。長女は幼い時から保育所でもいつも「完食でした!」の報告を受ける、あまりえり好みせず何でも美味しく食べてくれる間食女王だった。

作るのも覚えてよー、えーやだめ買って食べるからいい、なんてやりとりをしていて、食べ物の話になる。

そういえばね、と旅先の食とハプニングの話をし始める……

ところで、今朝はタイムアップ!

続きは、また明日…!

今日もどうにか乗り切るぞ。
いってきます、いってらっしゃい!

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すかーれっと/Scarlett
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