TW Lesson. 8 なぜ目標を諦めるのか
デュース・ルトゥイというプロのアメリカンフットボール選手について、2010年に世界中で有名になった逸話があります。デュースについては、2010年に発行されているコーチングの本『富の戦士』*1 で、もっと詳しく取り上げています。次の動画では彼のストーリーの全容を見ることができますので、ぜひ見ていただけたらと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=0Tine-9dz-Y
見てみると、デュースがプロ選手としての人生をたった一日で変貌させたことがわかります。当時彼は、私自身のコーチでジェダイ・マスター(!)のスティーヴ・ハーディーソン(www.theultimatecoach.net)のコーチングを受ける中で、次のように宣言したのです。その瞬間から、彼の心臓が鼓動している限り、自分はNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)で最も優れたオフェンスのラインマンである、と。デュースはハーディーソンにメールを送りました。次のタグを文末に沿えて。
【TBOLITNFL】
これは、「NFLで最も優れたオフェンスのラインマン」の意味である「The Best Offensive Lineman In The NFL」の頭文字を取った略語でした。
その瞬間から、デュースが試合に臨む姿勢は変わりました。生き方が変わりました。その年のシーズン前の合宿に体調管理ができずに体重超過で臨み、契約に不満をこぼしながらやってきていた彼が、です。後に本人はその頃を振り返って、才能や地位に恵まれたのに私生活が管理できず身を持ち崩したゴシップ俳優のようだった、と語っています。
けれども、自らの内面の在り方に誓いを立ててからは、全てが目に見える形でも変化したのです。デュースは何かに憑かれたかのようにプレーし始めました。スポーツアナウンサーや記者達が気づきます。他のNFL選手達も気づき、こう問うのです。
"Deuce, what’s gotten into you?"
「デュース、君の中で一体何が起きているんだ?」
この質問のパワフルさにお気づきでしょうか。「君の中で何が起きているのか」であり「何が目的なのか」ではない。なぜならデュースの誓いは彼の内側へのもので、外側へ向けられたものではなかったのですから。彼が「NFLで最も優れたオフェンスのラインマン」としてプレーし、生きることは、いかなる外界の要因や状況とも関係がなかったのです。
この「目標」(であり、実際の働きとしての「変容」)の核心は…
本プロジェクトはStive Chandler 著「TIME WARRIOR」を邦訳し、リアルタイムでシェアするnoteです。1~6章無料公開、7章からは購読の上お読みいただけます。101章の一つ一つがレッスンになって、あなたの時間に対する概念を生まれ変わらせ、自分の夢を生きるためにアクションを起こさずにはいられなくしてくれます。どうぞご購読ください。
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