“あのころ”を思い出して悶絶しよう。森永卓郎のB宝館!
大人気経済アナリスト、森永卓郎さん。
モリタクの愛称で知られるこの方には、筋金入りのコレクターとしての顔があります。
それも、グリコのおまけのおもちゃとか、ドラえもん映画の特典とか、一風変わったものを大量に集めているというのです。
今回は、そんなモリタク先生のコレクションを見に行ってきました。
西武新宿線、西所沢駅から徒歩約5分。
「モリタクのB宝館」です。
最初からクライマックス!
お向かいにあるチャーシューが最高なラーメン屋さん「こぐま」で腹ごしらえして、いざ出発。
おお!すごい!
思っていた以上にオシャレな建物!
・・と思ったら、これは2つ隣の青梅信用金庫さんでした。
ガチで間違えて入りそうになりました。
改めて、こちらがB宝館。
ドラッグストアの右どなり、と覚えてください。
看板の文字は全てペットボトルのキャップで作られています。文化祭のエコ活動展示みたいですね。
B宝館は、月に一度しか開館していません。
毎月第一土曜日を逃すと次のチャンスは一ヶ月後になるので、これから行く方はご注意ください。
中に入ると、さっそく等身大モリタクボードがお出迎え。
シュッとした体型。
これは、ラ〇ザップで結果にコミットした直後の森永さんのようです。
(奥のほうにコミット前の姿も展示してあったので、是非あなた自身の目で確かめてみてください。)
中は予想以上に賑わっていて、森永さんの知り合いらしき人の会話も聞こえてきました。
思わず身が引き締まります。
そして、目の前に広がっていたのは絶景。
数える気すら湧かない、ミニチュア玩具の大軍勢。
イグアスの滝のように上から下までビッシリ陳列されたジュースの缶。
・・私は今、恐ろしいものを目にしている。
呆気に取られるあまり、受付の方にご挨拶されたのに返事の言葉が出てきませんでした。
入館料800円(大人1人)を支払って入場。
最初「高っ」て思ったのはナイショ。
B宝館は展示品の数が半端ないので、実はこれでも安すぎるくらいなのです。
俺たちの青春がここに
B宝館の特徴。
それは、1階は写真撮影OKという太っ腹さ!
コレクションをバックに記念写真を撮って、お家で楽しむこともできます。
・・・・いいんですよね?
本当に、コレも撮ってよかったんですよね?
1階に並べられているのは、森永さんがこれまで集めてきた多種多様なグッズの数々。
中には魚の形の醤油さしなど、「なぜ集めたし」と言いたくなるものも。
グリコのおもちゃは戦前から最近のものまで揃っていて、時代による材料やデザインの変化を楽しめます。
もはや立派な歴史史料と言ってもいいのではないでしょうか。
そしてコレ。
昔のハッピーセット!
う・・
う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛・・・・!!!
これ、まさに私が遊んでいたんですよ!
いつ手放したかも覚えていないですけど、こんなところで再会できるなんて!!
懐かしさが喉元からこみ上げてきて、館内に情けない声を響き渡らせてしまいました。
森永さんはドラえもんにも入れ込んでいるようで、ドラえもん系はハッピーセットも含めて専用の棚にまとめられています。
この棚にあるものに至っては、「1つも持ったことがない」という人を探すほうが難しいくらいの充実度です。
あなたは、どの「どこでもドア」がお好き・・?
B宝館が素敵なのは、あらゆる時代の物品が一同に会しているところ。最新の「鬼滅の刃」グッズとかが、昭和の名品に混ざっていたりします。
つまり、刺さらない世代がないのです。
ここに来れば何かしらの形で、あなたの遠い記憶が蘇ること間違いナシ。
禁断の地へ
一通り楽しんだ後、いよいよ写真撮影が禁じられた2階へ。
途中の階段は、空調があまり効いていませんでした。
薄暗い空間。
昭和に作られたであろうペナントや双六、今はもう聞かない店名が書かれた紙マッチなどが、ところ狭しと壁に飾られています。
2階の部屋への入り口は、鉄の扉の中。
その先に待っているものとは・・!?
・・・・あれ?
・・1階と何が違うの?
最初に目に飛び込んできたのは、人気アニメとコラボしたコーヒーの缶の滝。さっきも似たようなものを見た気がします。
少し歩いてみて、明らかに1階とは違う点を見つけました。
・・広い。
めちゃくちゃ広い。
1階が前座と化してしまうくらい、大量のコレクションがそこにはあるのです。
しっかり見て回ろうとすれば、軽く小一時間は過ぎてしまいます。
1階になかったタイプの展示物としては、仮面ライダーのフィギュアとか、ビックリマンシールとか、リラックマのペットボトルカバーとか、よりマニアックなものが多め。
懐かしゲームカセット群のなかに、森永卓郎さんが自分で監修したDSソフトがあったりして笑わせてきます。
ちなみに、2階でも撮影禁止なのはフィギュア類だけで、ミニカーはOKされています。
OKなんかい。
その数、フリーザの戦闘力並!?
そう、ミニカー。
実は、今まで見てきたモリタクコレクションはほんの一部でしかありません。
この男の本領はミニカーなのです。
タカラトミーがまだトミーだった時代から今日までのトミカや、海外製の知らない会社の車まで。
「一度に視界に収められる車の数選手権」があったら、ここで世界一目指せますよ。
他には株主優待でしかもらえない貴重なトミカや、ミニカー用のコース、建物の展示も。
ビンの1本1本まで作り込まれたコカ・コーラのトラックもありました。
誰がなんのために作ったんでしょうか、これ。
モリタクとコレクション勝負だ!
夢中になって見ていたら、時計の針が2周しかけていました。
森永卓郎さんのコレクション、やはり圧倒的です。
ひとつひとつはB級なアイテムでも、大量に並んだ時の美しさは世界遺産に匹敵するものがあります。
なにより、モノを通してさまざまな思い出を振り返ることができました。
最後に、B宝館のもう1つの楽しみかたを紹介して終わります。
森永さんはあらゆるジャンルのコレクションに手を出しているため、品物のコンプリート状況が意外とまばらだったりします。
そのため、1~2ジャンルくらいなら、なんとこれを読んでいるあなたの方が勝っている可能性があるのです。
B宝館に訪れたあかつきには、ぜひ森永さんのコレクションに挑戦してみてください。
ミニカー以外で。
【おまけ】
モリタク、キムタクを収集する。
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