懐かしー! アラ還おやじ駄菓子で童心に帰る?!
決まって店番は年老いたおじいさん、おばあさん。
頑固で厳しく、子供らがインチキや万引きしないか常に目を光らせている!!
でも、そんな中で敢えて万引きやインチキをするのが子供。とってもスリリングで大切な思い出。
私も小学校の帰りや、休みの日、いつも駄菓子屋で買い食いし、くじを引いた。まずかったもの、うまかったもの、友達と分け合ったもの。そして万引きしたもの。。
昭和40年代頃はそこかしこでこういった風景が見られたのだと思う。
映画だと「万引き家族」の様な風景。
いまではショッピングモールの中にこの駄菓子屋をまねた店をよく見かける。 昔食べた駄菓子が未だに売られていることに感動したり、今食べるとその不味さにびっくりしたり、、、
そんな駄菓子屋に久々に行って童心のまま買い物すれば、きっと純粋な心や好奇心など 親父になるまでにすっかりと忘れてしまった,感性を 思い出すことができるだろう。
そんな期待を胸に、もうすぐ小学校1年生になる息子とかみさんを連れそって、モールの駄菓子屋に行ってみた。
いつもは子供に上限金額を伝えてぶらぶらしているだけだが、今日は私もかみさんも貰物カゴを持って個々上限200円で買い物をすることにした。
買い物を始めるまでは新しいことを始めるがごとくワクワク。。。
でも、物色しだした瞬間から、右脳がいきなり大声で話し出す。
『お前それ買うか?? それはだめだよ!」
”それは子供の時食べて、おいしくなかった!これは最近の菓子で子供の時はなかったから除外。値段上限超えてる。なんだよ、纏め売りだけかよ、、、”
実は童心に帰ることはとても難しい。いや困難だ!
10分ばかり物色後、私が最終的に購入を決めたのが、「よっちゃんイカ」「都こんぶ」「みつあんず」。懐かしい味だったがとても普通な選択になった。
NLPやコーチングの際、よく「出来るか出来ないか、売れるか売れないか、良いか悪いか、」など右脳で物事を考えるだけでなく、『やってワクワクするかどうか? やりたいかどうか』の観点で見てみよう! と言われる。。私も会社でのセッションで良く用いるフレーズだが。。。
でも今回の駄菓子屋での経験を通じて、実はそれがかなり難しいこと、私たちの考えや行動は、過去の経験や、感情でがんじがらめなっている事。そっして、それはコーチングやNLPなどの小手先の技術では解除が難しいことを物語っている気がした。
また最近よく感じることだが、アメリカ生まれアメリカ育ちのNLPやコーチングに日本人として感じるかなり違和感。そして今回の駄菓子屋での経験を通して、改めて感じた。
それは「日本人は過去や経験をいかして畑を耕してきた。一方西欧人は過去や経験にとらわれずに動物を追った」「だからコーチングや、NLPはそのまま日本人に当てはめても機能しにくい」と
NLPやコーチングで生きずまりを感じる人は、それが普通なんだと俯瞰することも大切なような気がした。