事業所で唯一やらなくていいこと

就労移行支援事業所シリーズ(仮)も第3弾。
今回は、【唯一やらなくていいこと】とは?について語ろうと思います。


就労移行支援事業所に通所しだすと、やることが沢山!
それでも、唯一やらなくていいこともあったりします。
それは一体何なのか?

それは、【利用者同士で連絡先の交換をしない】こと!!

この、連絡先の交換に関しても、事業所によって対応がまちまちなのが現状と言えるでしょう。
交換禁止と謳っている事業所、交換OKと謳っている事業所様々です。
最も困るのは、【連絡先の交換は禁止とは明言していないけれど、お互い分かるよね?】という…どっちなの!?というルールの事業所も存在します、するんですよ皆さん。笑

そういう、とても曖昧な決まりの事業所の場合は特に
「なぜそのような決まりなのか?」
ということをしっかり確認をした方が良いでしょう。
この問題に限らず、少しでもご自身が
「ん?これは一体どういうことだ?」
と思うことがあれば、どんどん聞くことをおすすめします。

管理者が対応するのなら、大体は答えていただけるはずです。
それが答えられない、体験利用時に疑問が解決しない場合は、やはり他社も体験利用をして考える必要性があると思います。

何度も言いますが、一般就労を目指す就労移行支援は人生の内で2年間しか利用できないサービスです。

(※就労移行支援と就労継続支援(A/B型)と混同する方もいますが、全く違うものです。詳しいことは制度について語られている方がたくさんいますので、そちらをご参照ください。)

そして、連絡先の交換については、就職を目指すにあたり事業所を利用するのに、利用者同士が所外で繋がる必要性があるのか?ということです。

上記で挙げた、曖昧な決まりの事業所は、かつて実際に利用者同士で連絡先を交換しトラブルになったことがあると聞きました。
でも、禁止と明言しないのは、失敗することも経験のうちだというようなことを言っていました。

その事業所は、わたしたち利用者に対してしっかり一人の人間として対応してくれるんだなと思いました。
あるかないかは分かりませんが、やはり事業所は株式会社が殆どだと思います。
そうなると、やはり利用者を金のなる木のような見方をする支援員も存在するかもしれません。

そういう、支援員の対応や態度は体験利用でしっかり見ておくといい…というのは前回も語ったと思います。


連絡先の交換は、正直利用者と仲良くなったらしたくなるかもしれません。
ただ、連絡先を交換したことによって、あなた自身が体調を崩してしまったら元も子もありません。
これは、実際にわたしが断りきれず失敗した身だから言えることでもあります。

あとは、基本所内でのトラブルは迅速に対応してくれることはあっても、所外でのトラブル、連絡先の交換をしてのトラブルは、支援員が介入しにくくなります。

そうなると、ますます大変なことに発展してしまう可能性もあるわけです。
だから、事業所に通うぞ!と決めたのなら、どれだけ仲良くしたい利用者が見つかったとしても所内のみに留めることをおすすめします。

最終的に、仲良くしたい利用者が現れたら、卒業後にすればいいと思います。
それでも遅くないと思います。
それほどに、事業所に通いだしたら2年はあっという間です。
また、それでもどうしても連絡先を交換したい!というのであれば、主治医や支援員としっかり相談しましょう。
独断で行動するほど、トラブルは大きくなると思います。

就労移行支援事業所に通う人の理由は、様々です。
横の繋がり(利用者間)が欲しい人、友達作りの為で利用する人も中にはいます。

ですが、これから就労移行支援サービスを利用するあなたご自身の目的はなんですか?
その目的達成の為に、大事な2年を過ごしていただくことを願っています。

このシリーズでは厳しいことも語ると思いますが、就労移行支援は悪いものではありません。
悪いと思う側面もありますが、それをいかに上手く利用していくかということも重要です。

ここまで読んでくださりありがとうございました!


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