ファーストキャリア:ベンチャー企業という選択。大学生と会社員の「二刀流」生活を経て現在も活躍中の3年目の生え抜きリーダー候補が入社当時を振り返ります!
<プロフィール>
名前:大澤 樹生(おおさわ たつき)
生年月日:1996年4月22日
趣味:サッカー、テニス
MBTI診断:ENFJ(主人公)
入社時期:2021年5月
学生時代:上智大学文学部新聞学科 50人規模の硬式テニスサークル代表
1年目:医療福祉領域の転職プラットフォーム「コメディカルドットコム」の介護施設の採用支援を行うチームに配属。営業を中心に行う。学生と会社員の二刀流。
2年目:プレイヤーとしての個人、チームの目標達成への貢献に加えて、チーム内の新規開拓メンバーのリーダーとしてマネジメントを行う。OJTを担当するなど、後輩の育成にも注力。
3年目:チーム再編に伴い、担当顧客が大きく変わることに。新チームの計画案作成、体制強化に取り組む。
ー はじめに
平日の昼過ぎ。タイピング音、会議のやりとり、あちらこちらで飛び交う電話の声や会話。そんなオフィスのあるデスクに、イヤホンをつけ静かにモニターを見据え、「講義」を聞いている社員がひとり。大澤樹生さん。大学在学中に入社し、一人前に仕事にも取り組む様子はまさに学生と会社員の二刀流と言えます。
電話が鳴りました。それは大澤さん宛てのものでした。電話を受けた社員が取り次ぐために彼の方を確認します。すると、社内の熱気を切り開くように隣に座る先輩社員の大きな声が響きました。
「大澤さん、講義中でーす!」
そんなエピソードも今や昔。無事に大学を卒業し、現在も営業やマネジメント、事業企画など幅広く活躍する大澤さんにインタビューを行いました。入社当時を振り返っての心境、今後の目標などを語ってもらいました。
ー 出身~大学入学まで
観光地として有名な熱海で生まれて、小さいころから体を動かすことが好きでした。小学生の頃に双子の兄と一緒にサッカーを始めて、私が左サイドバック、兄が右サイドバックをやっていました。まさに阿吽の呼吸でしたね。ただ、兄は中学でサッカーを辞めてしまったので、それからは得意の阿吽の呼吸戦法が使えません。なので高校からはセンターバックに切り替えました(笑)
進学した高校はサッカーの強豪校でした。全国大会常連のサッカー部だったので毎日の練習は大変でしたが楽しくもありました。サッカーで身に着けたことや覚えたことはたくさんあります。何かをやり抜く重要性、組織の中でどう動くべきか、逆境でどう振舞うべきかなどです。少なからず今の自分を形作っていると思います。高校時代はずっとサッカーをしていたので、勉強は出来ず・・・。言い訳なのですが。1年浪人して上智大学に入学しました。
ー 大学生活はサークルとアルバイト中心
正直学業にはぜんぜん力を入れられませんでした。燃え尽き症候群というやつでしょうか。1年間の浪人生活からの解放が、私を灰にしてしまいました。学業ではなくサークル活動に熱中することになりました。サッカーに情熱を注いでいましたが、足を酷使し過ぎていて大学では続けられませんでした。でもやはり球技がしたい。それなら手を使ってやろうと思って、50人規模のテニスサークルに入りました。テニスサークルはかなり真面目なものでした。朝練で壁打ちをしたりと。本当にテニスをするサークルでした。自分は練習するのが好きな性分で、努力の結果出来ることが増えていくのが楽しかったです。サークルで中心の役割を担うようになっていき、3年生の時には代表を務めました。友人や後輩が増え、付き合いが増えていったので、焼肉屋のバイトを始めました。聞かれてもないのに答えると私が好きなのはタン塩です。
ー ファーストキャリアをベンチャーにしようと思った理由
就活を始め、自分のキャリアについて真剣に考えた時に「急に会社がなくなったとしても、どこに行っても通用する力を身に付けておきたい」と思ったからです。そのために20代のうちは、とにかく色々な経験を積みたい。裁量があり、幅広い業務にチャレンジできる環境に身を置きたいと考えました。それに実は、当時私は2回目の4年生だったんです。同世代と既に差ができてしまっている自覚がありました。なので人一倍努力して追いつき追い抜こうと決心していました。そのためにも、より成長できるベンチャーが良いなと考えていました。
そんな時に、セカンドラボからオファーを貰いました。セカンドラボの説明を聞くうちに、30歳になる頃には事業責任者のポジション、もっと言うと経営者としてやっていけるようになりたいと思いました。目標を持つようになったんですね。会社もそういう人を求めているように感じました。
ー セカンドラボに興味を持った2つのポイント
個人的に興味があったのは2点です。1つ目は環境、2つ目は市場の大きさです。
自分でキャリア・ポジションを作っていく必要がある。一人ひとりが頑張らないと会社がなくなる可能性まであると、代表の言葉が刺さりましたね。説明を聞くうちに自分も経営者になりたいと考え始めていたので、具体的にこのセカンドラボで形にしていきたいと思いました。
マーケットの大きさは高齢化の進む日本において言わずもがなです。2025年問題、2040年問題をはじめ医療福祉業界は人材不足をはじめとして課題が山積みです。折角やるならダイナミックな市場で、社会問題を解決していきたいと思いました。
ー 入社前に不安はあった、しかし怖くはなかった
内定通知をいただいたのが4月末くらいで、それから2週間ほどたった5月には入社したと記憶していますが、社会人経験がなかったので自分に突然仕事が出来るのか不安に思いました。ましてや学生生活を続けながらの二足の草鞋です。さらに、「結果を出せるか?」という点も気がかりでした。話を聞く限り優秀な社員が多くいる印象でしたので、どのくらい自分と差があるのかを気にしていました。ただ、前向きに出来ることを増やしていこうと思っていました。不安に思うことや「なんだかやりたくないなあ」と思うことは、あえてそれをやってみる。そうすると想像もしていなかったようなプラスの結果が生まれたりすることを、自分はサッカーを通してなんとなく教訓にしていました。なので怖くはなかったです。
ー 最初の1年間の業務内容
入社して3ヶ月くらいは、先輩に見てもらいながらコメディカルドットコムの介護チームで新規顧客の開拓、求人原稿の作成、既存顧客の管理といったいわゆる「オペレーション業務」を中心にやっていました。その後さらに3ヶ月間で業務のクオリティを上げていきました。半年ほど経ったら個人目線から少し視座を高めて、チーム目線で何ができるのかを考えるようになりました。セカンドラボでよく使われる言葉で言うと「新たな価値をつくる」仕事ですね。売上を大きくする方法を考えるとか、サイトに新しい機能を設けるとか、基本業務にプラスαで価値を作っていくイメージです。
1年を通して、昨日は出来なかったことが、今日は出来るようになっている。昨日まで一人では対応できなかったようなことを難なくこなしている自分をある日発見する。そういった経験を何度もしました。今の自分の糧になっています。
ー 大学卒業後、入社2年目に起きた変化
大学を卒業した入社2年目からは、プレイヤーとしての目標数字の達成に加えて、チーム内の新規開拓メンバーのリーダーとしてマネジメントを担当していました。入社2年目は後輩の育成からスタートでした。私が面接の対応をした方が入社され、そのまま私が教育係としてサポートすることになりました。それまでも後輩のフォローをすることはありましたが、メインでOJTを担当するのは初めてだったので新鮮さと責任があり、視野が広がったような気がします。結局その後輩はとても優秀で、教わることはあれどこちらから教えることなどほとんど何もなかったのですが(笑)
ー やれることが増え、結果が出始め、大きな仕事を任されるように
1年間営業をした分、入社2年目は自分の担当するお客様が増えましたので、それに伴って売上関係の目標が大きくなりました。チームや会社のエースだと毎日自分に言い聞かせて奮い立たせていました。
6月頃から新卒や中途の採用面接を担当する機会が増えました。たくさんの方とお会いすることで自分の知見が深まりました。また、人には様々な考え方や価値観があると強く知るきっかけにもなりました。理解を深めていただくために、面接の際にはそれぞれに合った説明を心掛けています。このことは、自分がお客様に提案する時にも必要なことだと思います。業務の幅が広がることで、一つ一つの業務のレベルアップにも繋がっていると実感しています。
1月から3月の繁忙期に、チームで2番目の売上を出せるようになりました。結果が出てくるとやはり嬉しいもので、誇りややりがいをエネルギーにしてさらに大きな仕事に挑戦していくようになりました。
4月にはチームの再編がありました。担当する顧客が大きく変わり、より責任のある立場になりました。会社としても大事なチームなので、継続して結果を出していくプレッシャーはありましたが、何よりも自分に任せてもらえたことが嬉しかったです。今はこのチームの体制強化に力を入れています。また、自分の考えや企画を会社に提案し、意見を通していくことにも力を入れています。共通しているのは、「売上アップやサイトの改善に自らもっと関わっていきたい」という気持ちですね。
ー 成長につながる、セカンドラボの環境と人
セカンドラボは、身を置くと成長に繋がりやすい会社だなと思います。理由は2つあります。環境と人です。
環境で言うと、たとえば最近の朝礼では、様々なビジネスモデルの研究、意見交換を行っています。情報を調べ知識をつけること、それをもとに自分の考えを深めること、自分に当てはめて新しいビジネスの創出やサイトの改善に役立つアイデアを出すことに繋がっています。考えたアイデアはいつでもだれでも提案が出来るようになっています。上司にフィードバックをもらい、さらに練り直して良くした企画をもう一度提案して、と活発なやり取りがいくつも並行して進められています。「新しい価値」を創ることを会社が応援してくれています。自ら手を挙げて企画し、チームを作って進めていく。結果が出れば評価してもらえて、さらに大きなことに取り組める。経験を積んでいけるので、自分の成長に繋がる。力をつけられるのでもっとやっていく、というような好循環があります。
人はそのまま、セカンドラボで一緒に働く仲間ですね。ベンチャー企業のイメージ通り、社内には若い人が多いです。私にとっては年齢が近い方が多いので、参考にしたり吸収したりしやすいです。コミュニケーションがとりやすいですね。同じような目標や夢を持っている方が多いので、良い影響を受けたり与えたり出来ていると思います。中学卒業と共に距離を置いてしまっていた阿吽の呼吸戦法がもう一度使えるような関係の方が何人もいます。
ー 入社を決意した時と今とで、会社や働き方に対するギャップはあったか
特にないです。元々「高いレベルの社員がスピード感を持って仕事を進めている」と聞いて入社したので、その通りでした。ただしこの会社の良いなと思う部分なのですが、とにかく自分次第なんですよね。自分でどこまでやりたいのか、どんな社会人になっていきたいのかを常に意識していないと周りに抜かれていってしまいます。
色々な経験を積み、裁量があり、幅広い業務にチャレンジできる環境で成長していくという入社時の思いが実現しており非常に満足しています。新鮮で刺激的な毎日を送っているので楽しいです。まだまだ人生という長旅の途中ですが、今後も振り返った際に、これまでの努力や選択が良かったと思えるように頑張るのみです。
ー 3年後・10年後の目標と課題
今思い描いている目標は、30歳になる3年後に、会社の事業責任者になっていること。30代後半になる10年後には会社の経営をしていること。自分の身一つで事業と向き合えるようになりたいです。課題は新しいアイデアを形にするまでのスピード感がまだまだ足りないことです。恵まれたことに意志さえあれば様々な経験や挑戦が出来る職場なので、10年後の目標をしっかりと持ち続けて、それを達成できるように努力していきます。
ー 最後に入社を検討している人、会社の後輩へのメッセージ
入社を検討してくださっている方へ
「若いうちから経験を積みたい」「将来経営者になりたい」「早くから幅広い業務に取り組みたい」など理由はなんでもいいです。自分の中にある目標や想いを是非大切にしてください。セカンドラボには求めれば取り組める環境があります。ご縁があって一緒に働ける日を楽しみにしています。
セカンドラボの後輩へ
後輩の皆さんはお世辞抜きに私より優秀ですので、ぜひ私を追い抜いてほしい。自分に足りないと思う部分があるのであれば先輩社員から盗んでほしい。私も今年の5月で3年目になりますが、まだまだですので負けないように成長したいと思っています。