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愛犬の体調不良から考えさせられる、飼い主としての働き方・キャリア

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2021年、夏から秋にかけて、トメは体調不良に見舞われた。

7月、8月――。
トメのおしっこが止まらない。

トメは普段は綺麗好きで、家では絶対にトイレをしないのに、
「あ…漏れてしまいました…ごめんなさい…あぁ…」という、
申し訳ないような悲しいような表情をする日々。
リビングの床には、おもらしの池が現れ始めた。

この時、トイレトレーニングにもチャレンジしたのだけど、
せっかく購入した、トイレプレートの上では、トメはおしっこはせず、
ソファの上、座布団の上で、おもらしをするようになった。

家から近くの病院に「糖尿病かもしれない」という診断がされ、
8月には精密検査をするために、遠出をして、
専門病院で検査をしてもらうことになった。

結果的には、おそらく細菌が尿道・膀胱に入ってしまって、
それが悪さをしているのではないか、と推察され、
抗生物質を飲み続けること3週間後に、おしっこはやっと止まった。

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そこから数週間が経過した夜、寝入った男2人を、トメが起こした。
「ん? なんだ?」と旦那さんが起きて、
「トイレかも」と言って、外に連れ出した。

半分眠りながら帰ってきた旦那さんに「どうだった?」と訊くと、
「下痢だ…」とのこと。

でも数年前にも、夜中に下痢をしたことはあったから、
「あらあら」と楽観的に考えていたのだけど、
その日から、トメは毎日、下痢をするようになってしまった。

毎朝の散歩で、ピーピーと下痢をする。
トイレの時間も長くなる。
でも、辛そうなのは、その瞬間だけで、その後はまた散歩を続け、
家に帰る頃には、「ご飯は!?」と、食欲を隠さない。

でも、夜の散歩でも、また下痢をして、そして厄介なことに、
真夜中にも「くーくー」と鳴いて、飼い主を起こし、
誰もいない歩道で、ピーピーと下痢をする。

勿論、病院に連れて行って、整腸剤をもらうのだけど、
それを飲んでも、なかなか治らない。

だんだんに、「下痢」が当たり前になってきてしまった、ある日、
「このままじゃ、僕たちが寝不足になってしまう」と思い立ち、
Googleで色々と記事やブログを読み漁っていたら、
『断食がオススメ』という文言が目に飛び込んできた。

…なるほど。

その翌日から僕は心を鬼にして、2日間、ごはんを与えなかった。
旦那さんは「可哀想…」とつぶやくが、スルーする。
トメも、前足で「ちょいちょい、何か忘れていません?」と催促するけど、
「ダメよ、お腹、壊しているでしょ」と諭す。

なんと! それが効果を発揮して、翌日、ウンチが固形に戻って、
2~3週間続いた下痢の日々が幕を閉じることになった。

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飼い主2人、それぞれに仕事をしていて、昼間に家を空けなければいけない。
どうしてもトメは留守番をすることになってしまう。

「家でトイレしてもいいんだよ」と言っても、
どうしても、おもらしをしてしまう時以外は、トメは我慢をしてしまう。

「…在宅勤務、真剣に考えますかね…」という会話が夫夫の中で始まり、
僕は少し、働き方・キャリアを見直そうかな、と思ったのだった。

(続く…かもしれない)

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