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日本最速でゲット!? 『Brian Wilson: Long Promised Road』 ブルーレイが届きました!

ブライアン・ウィルソンの新ドキュメンタリー映画『Brian Wilson: Long Promised Road』のブルーレイが、アメリカからイギリスを経由して、先ほど到着しました!

ようやく数日前にアメリカ国外での映画館上映がスタートしたばかり、まだ日本に上陸するのは未定のようなので、

「1分1秒でもはやく観たい!」

僕にとっては念願です。

映画の基本情報

Join The Beach Boys' Brian Wilson on an intimate journey through his legendary career as he reminisces with Rolling Stone editor and longtime friend, Jason Fine. Featuring a new song, "Right Where I Belong," written and performed by Wilson and Jim James (My Morning Jacket), and interviews with Elton John, Bruce Springsteen, Nick Jonas, Linda Perry, Jim James, Gustavo Dudamel, and Al Jardine.
INFORMATION
Runtime 93 minutes
Release Date 2021
Genre Documentary
CAST & CREW
Brian Wilson
Jason Fine
Elton John
Bruce Springsteen
Nick Jonas
Linda Perry
Jim James
Gustavo Dudamel
Al Jardine
Directed by Brent Wilson

YouTubeで視聴できる映像(断片・トレイラー)

映画のトレイラー
抜粋。2017〜2019年頃の撮影・レコーディング『Honeycomb』
抜粋だが、映画本編と編集が違う、ブルーレイにも含まれていないカット。2019年頃の撮影・レコーディング『It's OK』
2022年1月、イギリスでの上映開始にあたり公開された断片
2022年1月、イギリスでの上映開始にあたり公開されたBBCによる取材

2021年11月リリースのサウンドトラック

現在までCD・アナログなどフィジカルメディアでのリリース計画はない模様。また全曲が映画中で紹介されているわけではなく、またホンの数秒しか紹介されないものも全編聴ける点で良心的なアルバムですね。

映画本編で紹介されたけれど、サウンドトラックには未収録というものだと、2016年〜2019年の公演で演奏された数曲があります。

2022年1月リリースのブルーレイ

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まず最初に注意事項です。僕はブルーレイのみを購入したので、DVDの詳細は現物確認できていません。

Release Date: 01/18/2022
UPC: 0814838016368
Original Release: 2021
Rating: NR
Source: Screen Media
Region Code:
Presentation: [Wide Screen, Color]
Sound: [Dolby Surround, Dolby Digital Stereo, Dolby Digital 5.1 Surround]
Time: 1:33:00

参照元は、こちら。リージョンコード、アメリカ流通盤はAになります。

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以降、実際の現物を目視・再生して確認したことを掲載しておきます。

リージョンは先述の通り、Aです。日本製の一般的なブルーレイ再生機で問題なく視聴できます。

出力音声は5.1chサラウンドと2chステレオで選ぶことができました。我が家の再生機器では、24bit / 48khzのクオリティでしたが、もしかするとデバイスによってはさらに高音質で楽しめるかもしれません。

(我が家は外付けのサウンドバーなどを設置しているので、安定性などを鑑みて、24bit / 48khzになっています。)

アスペクトは16:9です。映画本編中、古い映像素材を用いたシーンは4:3になる箇所がありますが、画質はベストクオリティです。すべてHDでカラー。2000年以降の既出素材も、一部HDにアップコンバートされて映画で使用されています。

字幕は映画本編のみ、英語の表示が可能です。Gustavo Dudamelはスペイン語(?)での発言なので、その部分のみデフォルトで英語字幕が出ます。

ブルーレイ収録の特典は、未公開のバックステージシーン、車に乗りながらのインタビューシーン、キャピトルスタジオでの座談会、本編で訪れなかったロサンゼルス縁の地での様子。合計15分ほど。なぜかトップメニューからボーナスを選択するとエラーが発生して、本編が再生されてしまうのは、わが家の問題なのだろうか・・・。同現象が起きた場合は、ポップアップメニューで選択するのが現状の解決法です。

付属品はなし。ケースにディスクが入っているだけのシンプル仕様です。

アメリカ流通盤はメキシコ製です。今後はイギリスでのブルーレイ発売が予定されていますが、そちらはリージョンコードが日本非対応なので購入の際に気をつけねばいけませんね。

念願のゲットまでの経緯

まず前提として11月に本国で上映された際、オンデマンド配信がAppleTVなどで展開されましたが、それは現在までアメリカ限定のライセンスになっているようです。

僕はかつて米国に在住していたので、当時のiTunesアカウントをreactivateしましたが、アメリカ国民or現住所があることを示す登録作業が必須になったことで、そちらからの視聴は断念していました。

またVPN接続によるアクセスは、かなりグレーゾーンにあるので、僕は回避しているので、アメリカ版のAppleTVやAmazon Primeでの再生可否は分かりません。

ブルーレイをどのように入手したか?

上記の経緯があるので、2021年末にブルーレイのリリース情報を得た段階で、そのソフトをいかに日本へ個人輸入するかに絞りました。

TargetやBarns & Nobleでの販売が開始される一方、Amazonには商品がリスト掲載される一方で、在庫される見通しが立たない様子。さらにこれらが日本への発送ができない状況だったので、大手ストアからの購入は選択肢から外しました。

友人に相談の上、こういうときは「困ったときのeBay」です!

2022年1月13日の段階でeBayには複数の個人商店アカウントが商品を登録していましたが、バックアップを兼ねて、2つの販売者から1枚ずつブルーレイをオーダーしました。

ひとつはまっとうにアメリカ拠点の個人商店。送料込みで、およそ3000円。(船便を選択しているようで送料が異常に安い。)

もうひとつは、なぜかイギリス拠点の個人商店。送料込みで、およそ4000円。アメリカ版をイギリスに持ち込み販売しているアカウントですね。そこから日本に送ってもらいました。

早かった・今日届いたのは、イギリスでした。発売日(1月18日)の前なのに1月14日には発送完了の通知。Royal Mailでの発送で、12日後の本日=1月26日に到着しました。商品も梱包も一切問題なし。

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ネタバレをしないように感想を書いておく

今まで、かなりの映画・テレヴィ特番・書籍がブライアン・ウィルソンやビーチ・ボーイズを題材にしてきました。

また懲りずに何かドキュメンタリーでるの?

ファンで居続ける年月が長くなってきた僕を含める熱心な人びとは、そう思ってしまうけれど、観終えた今思うのは、つくってくれてありがとうという感謝でした。すごく心が満たされる93分間だったのは間違いない。

アーティストとしての先鋭さや、有名なドラッグや精神病との戦いを主軸にしたドキュメンタリーがこれまで多かったと思うんです。まあ、今回の『Brian Wilson: Long Promised Road』もその軸はあるんですけれど。

そんな中、ブライアン・ウィルソンを「大衆音楽界の伝説」でなく「ひとりの米国人男性」として観察していく取材が、印象深く残る構成にしているのが、今までのドキュメンタリーになくて、『Brian Wilson: Long Promised Road』にはある価値です。

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取材の切り口をつくること。

取材先=ブライアン・ウィルソンに寄り添うこと。

無理に喋らせず、誘導もしない濃密な雑談を膨大に録画し、その中から本人のオーソライズのもと編集して形づくっていく。

めちゃくちゃ手間がかかる編集作業だったことは、編集者である僕には容易に想像がつきますが、このような骨の折れる仕事だからこそ生む価値があるな。その点で、ひたすらブライアン・ウィルソンに同席し続けた、ジェイソン・ファインの取材手法は目から鱗なものがあるんです。

というか、おそらくジェイソン・ファイン氏には、数あるブライアン・ウィルソンおよびビーチ・ボーイズの奇怪な伝説を照合する意図も、知られてこなかった新事実のセンセーションを引き出して拡散する魂胆もないように見えます。

でも、ひとりの人間として向き合い、シンプルだけど親密なコミュニケーションで、奇怪さはなくとも、ジェイソン・ファインだから引き出せた話、観せられたブライアン・ウィルソンの表情がたくさん出てくる。

僕は25年以上、ブライアン・ウィルソン以上に優れた芸術家は存在しないという考えを持ってきている超絶ハードコアなファンです。来日公演は全公演VIPパッケージで追っかけをするし、太平洋も超えるし、、、と常軌を逸したマニアで、もはや信仰の対象に近い。

だからもちろん、この映画を観る目的はブライアン・ウィルソンを目撃することなのだけれど、観終えて冷静になってみると、実はこの作品にはもうひとりの主役がいて、それはジェイソン・ファインなのだとさえ感じ、また彼の取材手法に釘付けになっている自分がいました。

ジェイソン・ファインが語る、ブライアン・ウィルソンへの取材逸話。

映画がどういう内容だったかは、ミステリーにしておいたほうがいいので、詳細やあらすじの共有は控えておきたいところですね。

あ、この映像とこの映像の同期編集、秀逸だなー!

あれを、こんなに綺麗な画質で見れるの!?

意外とこんな人の映像、出しちゃうんだ。。。

あの曲は、ブライアンを鼓舞する大事な曲なのね。

あの文脈で、この曲を聴かせられたら泣くでしょ・・・。

いろいろありますが、それは観終えたみなさんとの雑談で。

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