波に漂う人

息を止めて沈む

深く深く沈む

沈んで目を開いてみる

文字が見えてくる

死にたい、嬉しい、怖い、嫌だ、楽しい、綺麗、幸せ

パッと浮かんだ感情達が、気泡となって深い水の中を漂っていた

…ぶっはぁ!!見つけた見つけた「幸せ」!今回は何があったのかな〜♪

この海は誰かの思考回路

思考が広い広い海になっている

水中に潜れば感情の気泡が上へ上へと漂っている
偶に私は「幸せ」を見つけてはその気泡の中に入って誰かさんの「幸せ」を覗いている

水面下まで上がってこれた感情によって、この海の天候は決まる

ネガティブな感情が沢山上がった時はおとなしい海
但し天気はあまりよろしくない、曇り、酷い時は大雨大嵐!

テンションが高い時は荒波がうるさい海
但し天気はいい、天気はいいけど津波が酷い

ぼんやりとしてる時はおとなしい海
天気はいい
その時、私は波に任せて漂っている

はぁ〜…不可も無く、害もなく…
「ぼんやり」してる時の海は最高だなぁ…

私はこの誰かさんの感情の海に勝手に住んでいる

こんなにかって知ったるくらいには、この海に長く居る
ボートに乗っている

何でこんな海に、私は現れたのだろう?
この海以前の記憶は無い、記憶は真っ白だ

いや、真っ青だ、生まれてからずっと
…何つって

ザザザザザザザザザザザ…

遥か彼方から、とてつもなく大きい波の音が聞こえる

え?待って待って大きい大きい何何何何?????やだやめてこっちこないで!!!!

最後まで読んでいただきありがとうございました
変な物語作ってみました、続くかもしれないです

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