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子どもの病気、障害の告知について ~育児の崖の前で~ (10.15.2002)
我が子にはすくすくと健康に育ってほしい。
親は誰でもそう望んでいます。
医療機関や健診、その他で「発達が遅れている」とか
「再健診しましょう」「専門の先生に見てもらってください」
「○○病の疑いがあるかもしれません」などといわれたら、
親は崖から突き落とされるにも等しい衝撃を受けるものでしょう。
しかしこの言葉は親として真摯に受け止めるべき物です。
子どもを実際に診察、観察している専門家の診断や提案を
信頼を持って聞くことは、たいへん重要なことです。
決して「大丈夫」とと言われるまで
ドクターショッピングするなどと言うことは、
お子さんにとっても親にとってもいいことではありません。
治療や療育の機会があるなら、
医師や家族と十分に相談してぜひ利用しましょう。
特に早期療育は子どもの発達を促したりする効果だけでなく、
親の精神的安定のためにも有効です。
少々開始が遅くなったからといって後悔する必要はありません。
治療や療育は、お子さんにとっても家族にとっても
大きな負担になることがあります。
大きな負担だからこそ、専門家との信頼関係の下に、
家族が協力してあたっていくことが重要となります。
ご兄弟がいる場合には、その子の育児についても十分な配慮が必要です。
時には祖父母や親戚への対処も必要になることがあります。
大きな負担は家族だけでも負いきれないことがあります。
その場合は、近隣の人々や行政や社会福祉事業などに
手伝ってもらうことを躊躇わずに行ってください。
精神的な負担については、
このホームページや色んなサイト、親の会などで、
分かち合うこともできるでしょう。
目の前に立ちはだかったに思えた崖は、ただの崖ではありません。
平地にはない美しい花が咲き、珍しい鳥が集まり、
一つ岩を越えるごとに特別な達成感を得られるのです。
この崖に立ち向かう人々を、
多くの医療者や専門家や育児をしている仲間が
援助し、応援してくれることでしょう。
(※極秘情報ですが、ある所でボツになった原稿です^^;)