【3.11第2弾】蘇る駅舎と命を守るパトカーの記憶。(とみおかアーカイブミュージアム)
〇はじめに〇
こんにちは。先日、福島県富岡町にある『とみおかアーカイブミュージアム』へ行ってきました。今回の記事では私が実際に訪れて感じたことを画像とともに振り返って行きたいと思います。
『とみおかアーカイブミュージアム』は町の中心である富岡駅やさくらモールとみおかから車で約5分のところにあります。東日本大震災の展示に加え、富岡町の歴史や文化について学べる場所となっています。展示は無料で観覧することができ、誰でも気軽に立ち寄れる総合博物館です。詳細については下記の公式ホームページをご覧ください。
★画像とともに振り返る★
展示の入口にはかつてあった富岡町ののどかな街並みが再現されたミニチュア模型がありました。どことなく懐かしさを感じられるものでした。
富岡町を守ったふたりの警官を乗せていたパトカー。車体はひどく破壊され、歪んでいます。サビも目立っていますね。一時は近くの公園で保全され、今はたくさんの人の思いを乗せてこちらで展示されています。私は、生々しく壊れた車体から当時の被害の大きさを感じました。
夜ノ森駅の旧駅舎にあった看板、ホームのベンチの展示もありました。夜ノ森という地名を聞くと、国道6号線沿いにある「幻のケーズデンキ」が印象的ですね。(また別の記事で書きます。)駅舎の建て替えによりJRから『とみおかアーカイブミュージアム』へ受け継がれ、展示されているみたいです。人々の生活に密着していた駅舎だったんだろうと思うと胸が熱くなります。
また、旧駅舎の様子を再現したミニチュア模型の展示もありました。小さい駅ですが、緻密に作られた模型は素晴らしいものです。
東日本大震災の被害を受けたまま止まった時計。なかには地震発生時刻である14時46分で止まったものもありました。すでに13年が経っていますが、時を止めた時計のようにいつまでも東日本大震災の経験・記憶は忘れてはならないものだと私は思いました。
被災地で大きな役割を持っていた災害対策本部。マネキンを用いて再現がされていました。富岡町を含む福島県沿岸部は、地震・津波・原発事故とさまざまな被害を受けたためとてもごった返していたんだろうなと想像します。
〇さいごに〇
今回の記事では、福島県富岡町にある『とみおかアーカイブミュージアム』へ行った感想をまとめてきました。当時の被害を知るだけでなく、その後町がどのように変化してきたのか学ぶことができました。ぜひ皆さんにも直接目で見て、富岡町の人々の想いを感じ取ってほしいなと思います。
『とみおかアーカイブミュージアム』には東日本大震災関連の展示の他に富岡町の歴史や文化を知ることができるスペースがあります。今回全く紹介することができませんでした。そのため、今後どこかでまとめてみます。
話を長々としてしまいましたが最後までお読みいただきありがとうございました。3.11企画第3弾もお楽しみに。