[詩]有様
心に付き合うとすれば
今日はあまり良い日ではない
心に従順であれば
今日は土偶のように微動だにしない
生活の跡を
線で結ぶと未視の星座になりそうだ
朝に浮かぶ
現在地を指し示す一等星たち
心に付き合うから
畏怖の念でそれらを見つめる
心に従順だから
羨望の的として側に寄り添う
生活の跡が
また一つ増えて均衡を保つ
朝に漂う
呼出煙で出来た雲海の園
清く
壮大で
荘厳な
散らかりっぱなしの部屋
まずは何から始めよう
吸い殻と
空のペットボトルと
ふりかけの袋からか
部屋の乱れは心の乱れ
よく言われたものだ