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[詩]重荷

輪郭をぼかして
紡がれた短文は
起床の瞬間に
消えた夢と重なる

去年の自分も
イメージを保湿しようと苦心していた

肘の位置も惑う秋晴れの日

自転にうまく追いつけない

ちぐはぐな50音と彷徨う論理
時系列の整頓は有料で
肩代わりしてくれる者は居ない

刻々と進む時間
短すぎる青信号

参加賞だけの完遂がこの先で待つ

号砲から4時間
肉体と精神の乖離が甚だしい

陽も頬から遠ざかる

美しい光景は私以外の物







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