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[詩]隙間時間

即席麺を食べなければ良かった
血糖値が眠気より悪寒を促す
どうでも良い隙間時間に
芯を食った言葉など出るものか
暁七つに放たれたどどめ色の無鉄砲
横の横は許されない
目眩回避のフリックが疎ましい


さあさあ本番
大地色した毛布背に
煙吐く吐く頭文字
革でこさえた太鼓聴き
ゆらりゆらめく機械火を
亡きものにする明けの追い
意味も不明で中身もからて
ログインまでの暇潰し
何処が痛しと探り入れ
腰辺りなら心凪ぐ
言葉の児戯場文字の溜まり場
不可逆悔いと成り果てる
走りっぱなしシャッグスを
涅槃寂静讃えたら
Hello how low口遊み
取って代わるか呑まれるか
時間過ぎても未完節
不時着回避終わりはあれど
操縦桿はまだ軽い
うてうて字玉明けが来る
乗員ももう目を醒ます
1週間が名乗りを上げて
金土日日夢と散る
無常は哀し否受諾
熱が無ければ尚嬉し
そうこうする間名は朝間
蛇足の旅に幕下りる


間接照明を消して
カーテンを開けて
毛布を片付けて
器を綺麗に洗う
言葉の飛躍を精算する
就寝起床時間を記す
明け六つに平常心が綺麗に納まる


あれは一体なんだったのだろうか

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