[詩]目当て
今のところ真夜中に使命は無い
澄んだ空気の中心を進んで宛てへ向かうだけ
1年前の今日
この時間は起きていたらしい
5段階の内3と表記されていた
1年後の今日も
多分
2〜3の何れかになるだろう
行動パターンもほぼ同じで
つまらなさの中に普遍的なさざ波があるはず
生ている証拠は未来にしか無い
1年前の今日
たった2行の詩を書いていたようだ
[粘る水]と題名を付けていた
1年後の今日も
多分
2行以上の詩を書いているだろう
衝動性か論理かは不明だが
良や悪の対義語を探しているはず
文末は未来のメモだけが知っている
営みの中で
言葉を文字に
文字を言葉に
それらが作業的でなければ本望だ
文字にして
日付が変わり1時間が過ぎた
今のところ黎明時にも使命は無い
活力を捧げるのはいつもの事だから
自分という存在の証明は
心音と起床を促す声掛けの繋がりだけだから