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#楽器

錆のことを少しだけ科学的に知って、ピアノをサビさせない

弦、チューニングピン、フレーム、鍵盤の軸、ネジ、ハンマーの可動部、レール類、各種スプリング、蝶番、ペダル...ピアノには多数の金属が使われています。そして金属とは切っても切れない「錆」 錆はピアノの耐久性のみならず、弾き心地と音にも大きな影響があります。まさに百害あって一利なし。 いや、見た目の部分で真鍮などの錆は「趣き」と捉えられるケースもあるでしょうか。それでもやはりピアノの美しさは秩序にあると思うので、錆は大敵と言えます。 この記事では錆のメカニズムを知ることで、

¥300

ピアノ除湿用の「ダンプチェイサー」に対する本音

ピアノの湿気対策には色々な方法があります。 乾燥剤、除湿機、そして今回取り上げる「ダンプチェイサー」という機械。 ダンプチェイサーはピアノの内部に設置するヒーターで、ピアノの横幅くらいの長いヘアアイロンを想像してください。 ダンプチェイサーという除湿方法ダンプチェイサーは発熱してピアノ内の空気をあたためます。空気中の水分を減らす除湿機とは方法が違って、空気をあたためて水分が入るキャパを増やし、湿度を下げます。 さらに温度差による空気の流れができ、湿った空気が留まらずピ

¥0〜
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ピアノの購入を相談されたときに伝えたい「買ってはいけないピアノ」

400種類以上。 世の中にはたくさんのピアノのモデルがあって、今まで僕自身が調律したことがある数だけでもこれだけありました(ちなみにブランド数は106でした)これ以外に触った事のないピアノがどれだけあるのか想像もつきません。 その数だけピアノにはそれぞれ特徴があって、良いか悪いかは基本的には「弾く人の好み」です。 なので、全てのピアノが素晴らしい!と締めて終わらせたいところなんですが... 中には設計や造りに致命的な問題があり、好みの範疇を超えておすすめできない、はっ

¥450