弾き手にピアノの「あら探し」を手伝わせないようにしたい
ピアノ調律の作業って、そのピアノのポテンシャルを引き出すことをゴールにしているわけで、言うなればピアノの「あら探し」をする仕事とも言えます。
〈いま何がこのピアノの100%を邪魔しているのか?〉
大きな原因を改善したら中くらいの問題点を潰して、さらに細かいところまで潜っていき...重箱の隅をつつくように、調律師は常に悪いところを血眼になって探しています。
なので以前は調律をはじめる時にお客さまには「なにか気になるところはありますか?」と聞いていました。
調律のいちばん