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アイネクライネナハトムジーク 伊坂幸太郎
伊坂幸太郎さんの本は初めて読みましたが、登場人物のことがとても好きになれる作品でした。
特に、織田一真さんが好きです。
伊坂幸太郎で唯一読んだのが恋愛短編小説ってなんか申し訳ないですけど。最後点と点が見事に繋がっていくオシャレさに、これがそれか〜となりました。
織田一真みたいな人は、アホっぽいのに芯があって、謎理論っぽいのになんか筋が通ってる気がする、要は魅力的なヤツです。
なんでか分からないけど、何となくこの人がいれば人生大丈夫そうか、と思わせてくれるタイプの人。
そんな彼の名言をここで。
「いいか、後になって『あの時、あそこにいたのが彼女で本当に良かった』って幸運に感謝できるようになるのが、一番幸せなんだよ」
「ハプニングだよ、ハプニング。だけど、すげえよな。これで、俺と彼女の繋がりは」
「繋がりは?」
「ベリーベリーストロングになったわけだからよ。」
どどん、ここで斉藤和義。
どこまでオシャレなんだ、この短編小説は。
手に「シャンプー」のメモ見つけた時だったり「この方が誰の娘さんかご存知ですか?」作戦に巡り合った時、多分しばらくはこれで生きていけるってなる。
そういうタイプの栄養素が詰まってる。