残された課題
先日、安倍晋三内閣総理大臣が辞任を表明した。持病の潰瘍性大腸炎が再燃し、職務遂行に支障をきたす恐れがあるためのようだ。
同じ病気を持つ者として、苦しみは痛いほど理解できる。
まずは静養し、早期回復を目指して欲しい。
さて、8年弱の在任中に様々な成果をあげてきた安倍内閣であるが、残された課題も多い。
ここでは「日本の安全保障」について列挙したい。
・日露平和条約が未締結と北方領土問題
・北朝鮮による拉致被害者の奪還
・中国、北朝鮮による弾道ミサイルの増強
・中国、台湾、韓国との領土問題
・憲法9条の改正
・弾道ミサイル防衛に伴う敵基地攻撃能力の保有
などである。ただし、これらはごく一部に過ぎない。
この中には安倍総理にしか解決できないであろう課題もあり、不安が残る。
今後、どのような道を進むのか、それを決める権利は我々国民の手にある。
政治に関心を持つことは極めて重要である。
最後に
総理は辞任表明の会見で、自らの至らなさを認めることはあっても、決して誰かを責めるような事は言わなかった。
憲政史に残る偉大な宰相である。
本当に感謝申し上げるとともに、改めて早期回復を祈念する。