1.17から考える僕ができるコト
✓1.17
阪神淡路大震災が起こってから25年が経った。
僕は当時1歳。当たり前かもしれないけれど、僕は当時の記憶は、ない
でも、こうして毎年この日のことを考えることになっているきっかけは
間違いなく母のおかげだと思う
物心ついたときから母から当時の話を聞かされていたので
記憶はないけれど、言葉が映像化されて僕の頭に入っている
「朝早い時間に、突き上げるような地震がおきてね、Toshiだけは守らなくちゃって思って覆いかぶさったんだよ。棚のものとかは落ちていたなあ。」
時は経つばかりだけど、風化させてはいけない
あの地震で亡くなった多くの命
そして、その教えを今年もまた後世に伝えていく
✓教師として1.17に僕ができること
子どもたちに日々関わる教師という職業をしている僕だからこそ
阪神淡路大震災のことについて何かできることがあるんじゃないかな
今の学校にいる子どもはみんな阪神淡路大震災があったときには
まだ生まれていない
だから、どれほどの被害があったのかは映像でしか知り得ない
もちろん僕もそうなんだけど
でも、だからといって、軽んじてはいけないという想いはもっている
今日子どもたちに
「今日って何の日か知っている?」
と尋ねたときに、3分の1程度の手があがった
だから、子どもたちに僕が語れることだけ(おそらく当時の1000分の1程度だけど)を話した。
子どもたちは真剣に聞いてくれて、
画像も見せながら、僕にできるだけのことをした
それが今日の僕の使命だと感じたから
そして、クラスの全員で静かに黙祷した
今日のことが少しでも子どもの心に新たな芽を育て
風化させないためにも心に残っていってほしいなと思う
2020.1.17