co.shigaに参加した話~多分これから滋賀県の教育おもしろくなる未来~
雑談
夏休みまで残り1週間になりました。あっという間の1学期だったように思います。これまでの担任していたクラスとは違い、一年生ということで体当たりな1学期でしたが、しっかり子どもたちは成長してくれています!良い顔で夏休みに突入してくれそうです!僕もまた最高のスタートが切れそうです!
co.shiga
7月13日(土)にco.shiga.5というイベントに参加してきました。滋賀県のも守山市が官民連携の事業で企画されたもので、今回は「教育」をメインテーマにされていたので、よしきた!と思い参加しました。そもそもこの企画自体はXで樋口万太郎先生が僕に提案してくださったことがきっかけだったのです。
これはナイスパスすぎでしたね。改めてまんたろう先生ありがとうございます!
「教育」への驕りと既存の枠組みの狭さ
「学校教育こそ教育の最前線だ!」って思っていた自分をぶん殴ってやりたい。今回のイベントでは、学校の先生はもちろんですが、それ以上にたくさんの民間の方が来ておられました。中には経営者、社長、市長も来ておられて、それぞれの強みを活かした教育を提案されていました。これらを聞いたときに、本当の意味で教育をエンパワメントする人はこういう人たちなのかもという挫折に違い感情をもちました。同時にこれまでの僕の考えの浅はかさを実感し、そして次のステージに進まなくてはいけないという思いも持ったのです。
縦と横を無尽に切り分け、再定義する
教育の形を再定義するきっかけを得ることができました。とにかく学校教育という既存の枠組みではなく、〇〇教育という幅広い文脈で捉え、滋賀全体で子どもたちを育てていく。それってとても素敵なことであり、得意不得意適材適所を十分に活かしたよりよい教育の形なのかもしれません。各々のフィールドで切り分けるのではなく、お互いの活動をリスペクトして、互いに繋がり合うことで10年後、20年後の未来を明るくできるのかも。知らんけど。
ピッチをされた5人の教育者たち
5者5様という言葉がぴったりでそれぞれの経験、そしてそれぞれの強みを生かして教育に携わっておられる姿、そしてそれぞれのパッションに強く刺激を受けました。
① 伴野真教さん
滋賀県の公立学校で教頭先生までお勤めになられた後に独立されたすごいエネルギーに溢れた先生。特別支援や不登校児童・生徒に対して、メタバースを使ったアプローチで仕掛けておられます。Web3の可能性に満ちた教育の在り方と実働されている姿がステキすぎました。
② 久保川剛宏先生
滋賀県の公立高校の先生で、これまでにも財団助成や表彰などをされているスゴイ先生。僕ともご縁があり、いろいろご一緒させてもらう未来。今回は滋賀県の地域課題を解決するための授業実践から実際に子どもたちを動かしていくプランを提案され、実際に子どもたちが学校外で活動していくという授業案に感銘を受けました。とにかく面白い方で、これから一緒に滋賀県を舞台にやっていきたいと思っています。ご注目を!
③ 梅村亮介さん・綿谷駒太郎さん
ここでは書ききれないほどいろいろされているお二人。学校の先生たちに分かるように紹介するならば、梅村さんは立命館の人、綿谷さんは元きのくにの人っていうと「おお!」となるかも。そんなお二人が社会教育を通して滋賀県の子どもたちに取り組まれていることが理想的で。滋賀県におられるたくさんの「プロ」の人から学べる場作り。僕自身も大人としてこの事業を心から応援したいって思います。「yourship」です!みなさん是非ご注目ください!
④ 池元優妃奈さん
唯一の大学生のご登壇!なんと20歳ということで自分より10歳も違うってことにまず衝撃。(僕が20歳の時なんて酒か部活か…。)そんな彼女は「食」を通して子どもたちに教育活動を行うことをされています。学生団体「BohNo」の代表としてしっかり思いをもって活動されているので、これからもおもしろい取り組みをされていくことでしょう。
⑤ 米村真悟さん
「滋賀県こどなBASE」という事業を県と一緒に進めておられる超やり手の方です!子どもたちの放課後の時間の可能性に着目し、事業を展開されていたり、子どもと大人が一緒になって取り組める活動を仕組まれたり。多様な企業と共創されていくこれからの活動が本当に楽しみで、僕も何か少しでも関われることがあればなあ、そんな思いをもちながら聞いていました。
この僕の拙い感想文を読むだけでも、それぞれのアツさが伝わるんじゃないでしょうか。とにかく、滋賀県の教育、おもしれえ。
僕はポスターセッションで
そんな僕は参加者だけではなく、ポスターセッションも行いました。テーマは「Canva×教育」。まさに今僕が学校外でやり続けていることです。滋賀県の先生たちをCanvaを通して繋ぎ、自治体を超えたコミュニティを作っていく。その活動に少しでも興味を持っていただけたら、そんな思いでチャレンジしました。
結果的にはやっぱりやってよかった!
Canva Educators Communityの話に興味を持ってくださった方々がいらっしゃって交流しました。最初は誰も来てくれずにどぎまぎ…というかみなさん凄すぎる人にお話を聞きに行くので、一学校教員の話なんか聞きたい人おらんよなって3分くらい拗ねてたら、
「ぜひうちにきて喋ってください」
「CEC滋賀、気になります!」
「今度滋賀でやるイベントに登壇してください!」
そんなお声をいただけました。お話してくださった方々もうまじで大好きです。そして、これはチャンスでした。チャレンジしてよかったと思います!
最後に
今回ここに参加して、僕は新鮮ながらも、ふとなつかしい思いになりました。そのなつかしさの源泉は何かと探った時に思い至ったのが大学生の時に参加した「ALL関西教育フェスタ」でした。あの時に学校教育以外の教育に触れる機会があり、僕の固定観念がぶち壊された思いがあります。それと似た思いを今回のco.shigaでも感じました。滋賀県にはすげえ人がたくさんいる。そしてそのすげえ人たちがみんな各々のフィールドで教育に関わろうとしている。それって滋賀県民、滋賀県の子どもたちにとってとんでもなくハッピーなことだと思うんですね。そこに一学校教員として僕も参画して、一緒に滋賀の教育を共創できることほど幸せなことはないです。今はそんな思いでいっぱいです。
最後になりましたが、今回このような場を作ってくださったco.shigaの運営の皆様、守山市長の森中さん、各企業の関係者様にお礼を申し上げます。ありがとうございました!