ライカM6を楽しむ
ライカを手にして、、、写真が撮りたくなるという謎の意欲はなんだろうか。
写真を撮るという行動に対し、あらかじめの準備がいらない、フィルムの機械式カメラ。
デジカメでは、「良し!次の日撮りに行くぞ!」と気合を入れて、バッテーリーを充電する準備が必要になる。
前の日に見た景色を見て、そしてその日の天候を見て、「今日は撮りに行こう!」と思ったときに、フィルムを詰めてさくっと撮りに行ける軽快さ。
その日の天候を予測しながら、どのフィルムを詰めようか考える。
ISO100か、400か・・・。
カラーかモノクロか・・・。
レンズは50mmか、35mmか、、、、、さらに90mmmを持っていくか・・・・。
デジタル一眼のごっついオーラもなく、その時を撮る。
デジタル一眼でガシガシ撮るのも好きです。
けど、ライカでファインダーからの景色を眺め、「コトンッ」と撮るのも好きです。
フィルムカメラを本気で始めてから撮影した記録を取るようになり、振り返ってみると、ライカM6を持ちだして撮ったのが一番多いのだった!
時を記録する!
太陽光の位置により、レンズの弱点が出てしまう時があるけど、それは出来上がるまでわからない。
出来上がった時に気づいても、もうどうしようもない。
でも、それが良し!と思える不思議。
普段の時の流れでもそのまま流してしまう景色でも、ライカを手にしているとファインダーを覗いてしまう。。。
自分が「おおっ!」と思った景色を記録する。
出会った景色、36枚を撮り終えて、フィルムを巻き戻す。。。
露出は大丈夫か、それは出来上がるまでのお楽しみ。
いや、大丈夫というか。。。なんだろう、許容範囲に収まっているかというべきか。
ライカの世界にもっと早くに出会ってれば、違った景色を眺めてこれたかもしれない。
今ほどフィルム関連のコストも安かったかもしれないし・・・。
でも、M6のファインダーを覗いているとき、ここだっ!と決めてコトンッと撮ってる時、やっぱり楽しい。
これからも、ライカM6を持って、フィルムを詰めて、いろんな景色を眺めたいと思う。
なんだかんだ、M3やデジタルM240とか手元に増えてしまったけど(笑)