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海外旅行好きの女はやめとけ

とりわけ海外が好きな女は金がかかる、とか贅沢が好きなヤツみたいな見方をされているような気がする。
私は30歳手前で10ヵ国旅をしてきた。海外旅行が好きというにはまだまだかも知れないが、趣味の一つとして申し上げる分には十分だと自己解釈している。
世間は旅好きの女はやめとけって言うけど、案外いいぞ?って反論してみたい。

私が海外に行きたいワケ

一応外大卒で留学経験もある、と言うと周りからはそりゃ海外好きでしょう?ってなる。真っ当な意見である。よくある事由として挙げられる、洋楽も洋画もカートゥンネットワークも見ていたし好きだった。でもそれがきっかけではない。

私が素敵だと思う人間は、
いつも経験が豊かで、会話の幅が広い。

10代の頃にそういう人たちに出会って、憧れて、私もそんな人間でありたい、と思い始めた。
そのためには、見たことない景色を見て、食べたことないものを食べて、自分が知らないものに触れて、その経験を咀嚼して自分のものにすることが憧れへ近づくための一歩なのだと思い始めた。
だったら日本国内でもいい。しかし海外には想像を超える文化や価値観、習慣がある。当たり前とは何だったのか、と思うこともある。そしてそれを身をもって体感したときの得も言われぬ衝撃や快感が、私の海外旅行沼への着実な一歩となった。

外大を目指したキッカケ

幼い頃に英会話に通ったこともないし、義務教育のみで身につけた英語だったが、成績は悪くなかった。でもそれだけで外大を目指すほどでもなかった。

いろんな人の価値観を知るための
共通言語を学びたい。

今思えば、そんな理由だった気がする。私の原動力は価値観や考え方に触れること、それを通じてものの見方を多方向に広げること。そのためには英語が必要だと、そう思ったのである。

旅の目的は?と聞かれたら

未知を既知に変え、
経験を自分のものにすること。


贅沢することではないし、それが自慢だとも思っていない。ただ、その国で有名なものは全てクリアするようにしている。よって、ミーハーである自覚は大いにある。
しかしながら浪費癖やお金がかかるという世間的イメージとは異なって、旅行のために質素な暮らしをしているといった方が正しい。ただ遣うときの思い切りは良いほうである。
付け加えると、モノ消費よりコト消費に充てているので、パッと見派手なタイプではない。留学したいと言って入学してきた同級生たちは確かに派手だったし、ブランドを身につけていた。私はその限りでないが、逆に素朴な見た目の海外好き、ある意味ギャップが良くないほうに転じそうだという懸念はさておき、こういう海外好きがいることも知ってもらいたい。

旅好き女の良いところ

最後に、私が思う海外旅行好きな人間のいいところを挙げておく。もし他にあればぜひ教えてもらいたい。

•課題解決能力がある
•行動力がある
•許容範囲が広い
•潔癖症でない
•自分の機嫌を自分で取れる
•いざという時自分の意見を言える

海外を好きになって、性格が変わったと認識している私。我ながらいい沼にハマったな、と足を出すどころか浸かり始めている。

また今度、行った国のレポートをしたい。
それぞれの驚きや感動とともに。

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