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雪の日の記憶

雪が降ることは年に数回のこの街で朝から大粒の雪がはらはらと舞っていた。

いつもの道が違って見える。きゃっきゃとはしゃぎながら坂道を登っていった。

この春に、次男が幼稚園を卒園する。

7年間通ったこの道を通るのもあと三ヶ月。

親もこうして節目を迎えるのだと感じた。

なにごとにも腰が重くなってきた私の背中を押してくれるのは子ども達の成長かもしれない。

いつか、雪の降る日に小さいころの自分の記憶と出会ってくれたらいいな。

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