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動物と暮らす。 Vol.48

こんにちは。
perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。

私たちが普段考えるのは「西洋医学」

個体によってそれぞれ違ったことが体の中で起こっているものに対して、
多くの研究結果と実際の検査結果から統計的に「おそらくこの子の体の中ではこのような変化が起きていて、この治療が一番効くはずだ。」という様に予測をつけながら治療を目指していくのが西洋医学です。
(大学で学ぶことも基本的には全てこちらになります。)


これに対して動物一頭一頭の体質を考えて自然治癒力を促進していく。
というのが東洋医学(とてもザックリの理解ですみません…。)


正直、つい最近まで東洋医学は少しうさん臭いと感じていました。


それは薬に頼る強い治療ではないから副作用なども少なく安全だなどといいつつ、データもなく感覚に頼った治療をしている様に見えており、実際治るのかよ。と思っていたからです。

この考えがある先生との出会いで180度ひっくり返りました。

どんな先生との出会いだったかというと、東京の日野市にある「アニマルリハクリニックかつき」の畦元香月先生との出会いでした。

この先生は「国際中医師」という資格をお持ちで、西洋医学だけでなく東洋医学にとても理解の深い先生です。

先生との出会いがきっかけで私も普段の診察時、いつも通りのいわゆる西洋医学だけではハッキリとした理由を特定しきれず、治しきれなかった子たちに対してペアレントさんと相談の上で、先生のアドバイスをいただきながら漢方を試してみる機会が増えました。

(ここで知ったのは漢方にもしっかり使おうとした時、副作用はもちろんあってそこもしっかりと理解しておくべきこと。漢方=マイルド=安全は間違った理解だと気付かされました。)

その結果が…治る!治る!

ずーっと困っていた尿漏れから、足のふらつき、しつこい鼻水まで。

東洋医学ってスゲー!!!!と感動しています。笑



獣医師の目的は「動物たちを健康でかつ不快でない状態にもどしてあげること」だと思っています。


その目的の達成のためには、「東洋医学はうさんくさい。」なんていうのはよく知らないが故の変な先入観でしかなく、邪魔なものでしかありませんでした。


週一回という変則的な診察スタイルを続けるからには絶対に診察の質は落としてはいけないと考えています。

そのために、これからも一生こういった勉強を、新しいことを知れることを楽しみながら続けていきたいと思っています。


最後までお読みくださりありがとうございました。それでは、また来週。

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