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えん
2020年3月1日 21:17
1本の電話で駆けつける。消毒と独特の匂い。口が渇き何も話せない。震える手。落ちる涙。もう起き上がることはかなわない痩けた頬浮腫んだ足抜けた髪恐怖を受け入れて今を受け止めて微笑むそれはまるで忘れかけたドロップの味のようわたしは言ったまたいつかそれまでどうか幸せに。(20200201)甘いお菓子にもひとつまみの塩お母さんは言う甘くなるおまじない人