夏の魔物がやってくる

3ヶ月半ほどの担任生活が一旦区切りを迎える。
夏の魔物がやってくる。
明日はその大きな区切りとなる日だ。

何を伝えるべきか、悩みに悩んで、
まだ悩んでいる自分がいる。
私にしか伝えられないこと。
みんなの「今」に伝えたいこと。
そして、みんなの「これから」に伝えたいこと。

夏休みが終わってからみんなに会う頃には、
きっと君たちは背がぐんと伸びていて
きっと君たちの目つきはグッと大人っぽくなっていて
きっとそれでもどこか私が今まで3ヶ月半向き合ってきたみんなのままなのだろう

それぞれがどのように夏休みを過ごしてくるのかがとても楽しみだ。
本当はただ、ただ
「思いっきり羽を伸ばしてこいよ」
と言いたいのだけれども
やっぱりお節介したくなってしまうわけで。

怪我のないようにね、
とか
1回でも親孝行してきなさいよ、
とか
どこか行く時は誰かに伝えなさいよ、
とか

きっとみんなは、もう何回も聞いたよって思うのだろう
でも愛が深まれば深まるほどに
みんながここに集まれることが奇跡であると実感する機会も多くなって
やんちゃでへんてこりんなことをする子たちの
可愛さをこのように見てられるのはもう夏休みを超えたらないのかもしれないと思うととっても寂しくなる

クラスとして色々な壁にぶつかってきたかもしれない
きっと私より生徒の方がよっぽどこの3ヶ月半、悔しい思いだったり、やりきれない想いに駆られたと思う
それでもいろんな思いがあって学校に来てくれたり、連絡をくれたり
その一瞬一瞬がとっても尊い。

みんなは多分気づいていないかもしれないけど
やっぱり私のとっても大切な宝物で
いつでも心の奥底で気にし続けている存在なんだ

きっと今は気づかないかもしれないけど
いい言葉が見つけられなくてみんなに本当に届くか不安だけど

お願いだから安全にね
思いっきり羽ばたいできてね
たくさん失敗してもいい
チャレンジの証だから！

私も大きく大きく成長して帰ってくるね
また9月に！

と、思い切って伝えてみようと思う
小っ恥ずかしいけどね。

みんな、大好きだ！