リサイクルショップに来るめんどくさいお客様TOP3!!
私鳥飼はあるリサイクルショップで8年近く働いてる古参になりつつあるアルバイターです。
そうね。
8年近くも働いていると色んなお客さんが来る訳ですわ。
お友達になりたいお客さんやら、二度と来るんじゃあねぇよとブチ切れたくなるお客さんやら。
そんな中でも私鳥飼が特に印象に残ってるめんどくさいお客様TOP3を発表して行きたいと思います。
あ、これは別にお客さんをディスるのが目的ではなく、リサイクルショップにはこんなお客さんが来るんやなっていうのを面白おかしく紹介していくだけなのでよろしくお願いいたします。
第三位! 守銭奴おばさん!
これは私が実際に経験した案件ですね。
ある日店の買取カウンターにビニール袋を持ったおばさんが来たんですわ。
最初の受付は特に問題なく、「こちら、お売りして頂けるお品物でよろしかったですか?」「はい」
こんな感じでまあ、普通な感じで受付を済ませ査定に入ったんですが、まず持って来たのが酷くてヨレヨレの部屋着数着と埃をかぶった薄汚いフォトスタンドとガラクタという名前の雑貨系だったんですわ。(もしかしたら記憶違いがあるかも)
まあ、正直に言ってゴミを捨てに来たのかなって思わざるを得ない様な内容だったのですが、せっかく持って来て頂いたので90円で買取金額を出した訳です。
いざ、お客様をお呼びして、「本日はお持ち頂きましてありがとうございます。本日お持ち頂きましたお品物は全部で90円となりますが、如何なさいますか?」とお伺いしたら、そのおばさんは「100円にして下さい!」と、まさに獲物を狙う獣の様な目でこっちを見ながら言ってきたんですよ。
でもまあ、値上げ交渉自体は正直珍しくないです。
これもう少しどうにかならない?幾ら幾らぐらいにならい?みたいな事はよくあります。
ですが!
今回のおばさんはいつもの値上げ交渉とは大分違う展開になったのです!
持って来た商品(ゴミ)を見ても本当に10円上げるっていうのが本当にキツい状況だったので、「申し訳ありません。当店ではこちらが限界でごさいます。」と丁重にお断りすると、そのおばさんは「分かりました。100円にして下さい!」
……は?Pardon?( 'ω')?
分かりました。という言葉の次に出てきた全てを裏切る言葉に私の脳内は?で埋め尽くされました。
でも、そこは引き下がる訳には行かないので、もう一度最初から、「これこれこういう訳であまりお値段が付けられないので、申し訳ありませんが、今回はこちらのお値段になります」と、ちゃんとこの90円になるまでの工程を説明して、ご納得して頂ける様にしたのですが、そのおばさんはまた、「それは分かったんですよ!だから、100円にして下さい!」
……
だから、出来ないって言ってんだろうが!!!!
てめぇはこのヨレヨレの部屋着と使い古したフォトスタンドにどうやって価値を見いだせって言うんだよ!!!!
と、ありったけの罵詈雑言という名のシャワーを浴びせてやりたいと思ったのですが、そこは常識ある大人として、込み上げるイライラを必死に喉の奥に封じ込めて、再度「先程も申し上げましたが、これこれこういう訳であまりお値段を付ける事が出来ないですし、1人のお客様を特別扱いも出来ないので、申し訳ありませんがこれ以上のお値段はお付けする事が出来ません」と申し上げたのですが、あのおばさんは鋼のメンタルで「だから、100円にしてって言ってるだけでしょ?!」
……
だァかァらァ!!出来ねぇって言ってんのが分からんのかテメェはよぉ!!!!
てめぇの理解力はゼロか!!!!
ともう次に私が頭を下げて上げたと同時に私の必殺左ストレートが飛んで行きそうになったのですが、そこも常識ある大人として口から飛び出しそうな怒りをどうにか腹の奥に封印して、下げたくもない頭を必死にさげて、「申し訳ございません。こちらと致しましても、これ以上お値段を上げる事はできません」と私の魂がこのおばあに頭を下げるのを拒んだのですが、ここは一つ私が大人になろうじゃあないかと、目の前にいるのはおばさんやない。
目の前にいるのは、おもちゃを買って貰えなくて駄々をこねている子供やと、大分顔にシワが出来て白髪が目立つけど、このおば……いや、この子は駄々をこねている子供やと、どうにか自分を騙し言い聞かせ頭を必死に下げました。
すると、ようやく私の想い(怒り)が通じたのか、そのおば……お子ちゃまは、「はぁ、もういいです!!」と言いながら自分が持ってきたゴ……いや、お品物を袋に投げ入れて、「何この店員」と吐き捨てながら店を後にしたのです。
……
……
何この店員じゃあねぇんだよ!!!
こっちが何あの客だわ!!!!
原因がてめぇにあることぐらい理解しやがれ!!!
もうあの時は本気で世が世ならリアルで鳥飼止めておばさんのライフポイントはゼロよ!をやる所でしたわ!
確かにお客様からの立場になれば、10円上げるぐらいいいんじゃないの?って言われそうですが、でもね我々リサイクル業は、お客様からお売りして頂きましたお品物を商品として、次のお客様にご提示しなくてはならんのですよ。
それは、最低でもお客様がこれが何円なら買ってもいいかなって思って頂けなければらなんのです。
こその場所に持っていくには、時間を掛けて綺麗に磨いて拭いてメンテナンスをしてようやく商品という所に持っていけるんですよ。
それが例えばその商品だけならいいですが、それが何百とあったら幾ら時間があっても足りんのです。
しかも別に買取を専門にやっている訳でもないので、他に商品を売り場に出すとか、売り場のメンテナンスをしたりするとか、様々な業務をやりながら商品化をしなくてはならんので、どうしても、選別をする必要が出てくるのです。
んじゃ、メンテナンスを程々にすればいいんじゃね?って思う方もいるかと思いますが、考えてみて下さい。
せっかく来たお店で売っている商品が、埃りまみれ、汚れまみれ、ヨレヨレの服、毛玉だらけの服しか売ってない。
そんな店で何か買いたいまた来たいって思います?
ただでさえ昨今はスマホ一つで何でも買える時代であり、100円ショップに行けばこれ100円なのって思う様なオシャレ且つ実用性の高い商品が手に入る時代ですよ。
ただでさえリサイクル業は先がないなんて言われる時代中で生き残っていくには、よりクオリティの高い商品をできるだけ安く綺麗に且つ迅速に出して多くのお客様に見てもらう必要があるのです。
それを実行するには、私達も不本意ではありますが、どうしても選別をする必要がある時があるのです。
とまあ、散々言いたい放題言っていましたが、より皆様に来やすく活用しやすいお店作りを必死で試行錯誤をしながらやってるんだなと思って頂けたら幸いです。
そして、完全に締めの雰囲気を出していますが、まだ2位と1位をまだ発表しませんねwww
これ以上長くなると読みづらくなると思いますので、残り2つはまた次に発表したいと思います!
では、また次の記事でお会い致しましょう。
(*>∀<)ノ))またねー