講義7 保育士としての保護者支援とは?
保育士の中には保護者支援が苦手という方もいるのかもしれませんね。
年齢が離れていることや自分に子育て経験がないことが、子育てのアドバイスをする時に自信のなさになることがあるかもしれません。
また、ちょっとした怪我やトラブルなど、事ある度に厳しくご意見を頂き、その対応に困るということもあるかもしれません。
私が思う子育て支援において、保育士の皆さんに最も理解していただきたいのは、子どもが生まれ、保護者になったからといって、
全員が子育てや家事に向いていて、その能力が一定以上あるとは限らない!ということです。
虐待やネグレクトの事件があるたびに、よく最近のSNSなんかでは、育てられないなら子どもを産んではいけない!などと言われたりしますが、保育士としては福祉の視点を持ち、そういった保護者の味方にもなれないと、子どもを守ることは出来ないと思うのです。
世間と同じように保護者を批判して追い込んでも、子どもの利益は無いって。
このようなお話を私の経験を交えて、ではどのような支援が保護者にとってもそのお子さんにとってもいい支援なのか?を考えられたらと思います。
保護者支援はみなさんも初めての場合、どうしたらいいのかわからない部分が多くありそうですので、質問も交えて考えていけたらと思います。