子どもは場所や相手によって様子が違うことをどう考える?!
こんにちは☺
いつも子どものみかたブログをお読みいただき、ありがとうございます!
子どもって、
園では、
生活習慣も
給食を食べることも
頑張っている。
でも、
家では全然なんです!
ってよく聞きます。
当然、
園では周りが同じようにやっているという、
雰囲気や同調圧力もあります。
保育士も、出来たことを褒めます!
それを聞くと、周りの子どもも釣られて頑張ります。
褒めることはいいことと、最近の子育てや保育ではよく言われますが、
何でも区別なく褒めると、
知らない間に子どもに無理をさせていることがありますので、
注意しないとね。
私の経験でも、
嫌いなものを少しでも食べたら、
園でとても褒められた子が居ました。
褒められて嬉しかった!と、
得意げに家で報告をしたりするけれど、
朝が来ると、
園に行きたくない!
と言う。
よくよく聞くと、
嫌いなものを食べないといけないから。。
ということがありました。
子どもの持つ特徴や、
これまでの成長発達の様子を振り返り、
それを踏まえて、
今の課題のためには何が必要なのか、
個別に考える必要があります。
家では自分でやろうとしないんです、
と嘆く保護者の方によくお話させて頂くのは、
家ではありのままの自分で居られるんですね!
それが自然な姿で必要なことだと思います!
家ではストレスを感じていないということですし、
安心して思い切り素の自分を出し、何かあった時には誰かに依存できる安全地帯になっていますね!って。
家は安全!
それはとても重要なことです。
それが、
家でも園と同じような緊張関係があると、
頑張らなくても良い時間が無くなります。
それを大人に置き換えると、大人が外で働いて、家に帰ってきても、
引き続き家でも仕事をしているという状態です!
ちょっとあり得ないですよね。
あり得ないですが、保育士は持ち帰りをしていますので、
それに近いですね涙
家で外でのストレスを解消し、
また次の日、外で頑張る!!
無理しすぎない程度に。
このサイクルを作ることはとても重要だと思います。
子どもも大人も。
大人はやや無理をして働きすぎな場合はありますが、
それはまた別の理由で。
ただ、家で自分から頑張ってやってくれたら嬉しい!とか助かる!という気持ちが本当にあるなら、
そのまま子どもに話をするのは悪いことではないと思います。
親にも気持ちがありますし、
抑え込むのは、親自身の体にも良くないです。
そこで、正直な気持ちは伝える。
伝えるけど、
それでも、子どもにやりたくない、頑張れないという気持ちがあるなら、
無理はさせない方がいいと思います。
その場合は尊重をし、切り替えて、
サっと大人が納めて解決してしまいましょう。
その方がお互いにイライラせず、
健全でしょうね。
子どもがやりたくないことをやらせようとすることで、時間や手間を取るのはストレスにもなりますし、とてももったいないことです。
エネルギーも消耗しますしね。
他にすることがあるなら、その方が有効に時間が使えます。
頑張ってくれたら嬉しい!とか助かる!とか伝え続けているだけで、
その後、社会性が発達し、状況や意味がわかってくると、
自ら行動に移すようになるかもしれません。
家事などについては、保護者の方に持病があったり、どうしても子どもに頑張ってもらわないといけない場合は、単発的には仕方がない場合もあるでしょう。
でも、
それが継続的であったり、常態化するなら、何とかして他の大人を頼る方法を考える必要が出てきます。
あまりに子どもを家事や家族の世話に使ってしまいますと、必要な社会性の発達がそがれてしまうことがありますので、注意が必要です!
生活習慣は別として、家事などについては、
子どもがしようとしないことは、
最初から全て大人の方でしてしまうという方法もあります。
子どもは大人の望むことをするためにや、家事など大人のする仕事をするために生まれてきたのではないという考え方もあります。
手伝いの交渉もせず、している姿を見せるだけです。
そのうち、社会性が発達し、自我が明確になってくると、
自分の意思が出てきます。
その時を待つと、内発的に褒められたいとか、貢献したいという気持ちが行動に現れます。
でもこの方法は、手伝ってくれたり、頑張って欲しい!やってほしい!という、子どもに期待する気持ちを最初から持たない人に限ります。
先ほども申しましたが、親の方も気持ちを抑え込むような、無理をすることは、結局は子どもにとってもいいことではありません。
子どもに家事などは一切させないという考え方は、
その考えもある意味わかるような気がするのですが、
なかなかその境地にはならないですよね苦笑
いくらヤングケアラーは問題とわかっていても、
そこまでの境地にはなかなかなれないのではないでしょうか。
気が付いたらいつの間にか誰にも言われなくても、
自分から身の回りの事や家事をしようとするというのが理想ですよね。
子どもが自分から家事などをしたとしても、
そこであまり褒めないようにした方が良いのではないかと思ったりもします。
子どもには子どもの人生があり、子ども時代にしか出来ないこともあります。
あくまでも家事は大人の役割であり、
あまりにも褒めすぎると、家事を手伝わなくちゃいけない!という意識が過度に生まれてしまい、素直な気持ちの表出が難しくなる可能性があります。
あくまでも、自分から気付いた時にのみにするという配慮が、大人には必要ではないでしょうか。
自分からやろうとしないことは大人が引き受けていると、
自立心から、身の回りのことくらいは、自分からやりたい!というようになるのかもしれません。
その機会を逃さないようにすることが大切になります。
兄姉が居る場合は、特に自分でやりたい!という行動になりやすいみたいですね。
自分の事は自分ですることが、
かっこよくみえるみたいですね。
4歳辺りでみられる、万能感を利用する手もあります。
大人からアレコレ指導するよりも、
自ら気付き、意欲的に行動するように持っていくというのが理想かもしれません。
やらされるよりも、主体的に自分からする方が、
身につきやすいということがあるのかもしれません。
遠回りに見えるかもですが。
また、大人でも、
地位が高い人であったり、
全く知らない場所であったり、
たまにしか合わない人の前では、
ありのままの自分では居られないですよね。
子どもも相手をみて行動しています。
子どもの行動は、その背景にあることが影響していることが、
ほとんどですので、
一面だけを見て評価することなく、
どの場所で、誰の前でなのかというような、
出来るだけ全体像を見て、
捉えることが大切だと思います。
最後まで、子どもは場所や相手によって様子が違うことをどう考える?!をお読みいただき、ありがとうございました。
少しでも共感頂けましたら、スキ!をよろしくお願いいたします。ご意見などございましたら、コメントで頂けたら嬉しいです。