仮に保育士配置基準が改正されるとして、誰がその基準を決めるのか?
こんにちは☺
いつもこどものせかいブログをお読みいただき、ありがとうございます!!
今回は過去に何度か取り上げています、保育士配置基準についてです!
ようやく、身近に自分の立場に影響が出そうと感じたからか、
保育士の配置基準について、政治的に議論がされるようになってきました。
行政的には問題はとっくに把握をしていたはずですが、、
それはさておき、
例えば3歳児は児童福祉施設最低基準では、20人に1人の保育士でいいとなっています。
これを改正するとしたら、本来何人に1人の保育士が適切でしょうか?
3歳児がどのような姿かといいますと、、
・言葉が増える(覚えたて)
・友達と一緒に居られる(一緒に遊べるではない)
・初体験を様々に積めるようになる
・やってみたい気持ちが強い
・思い通りにならないと、情緒が崩れやすい
・生活習慣が一通り出来る
という感じです。
今は20人に1人という基準ですが、個々にやってみたい初体験を積んでもらうには、とてもじゃないですが難しいです。
そして、思い通りにならないと崩れるので、その都度フォローが必要です。
そう考えますと、個人的にはせいぜい5,6人程度のグループが理想だと思います。
今回、政治家だけで保育士の配置基準を改正しようとしているようですが、この点を十分に着目しなければいけません。
令和2年に、不適切な保育に関する対応についてという調査が、厚労省で行われています。
その結果報告では、不適切な保育の原因は、
・ワンオペになっていること
・保育の振り返りや反省が出来ないまま、次の保育にあたらなければいけない業務量の多さ
などが指摘されています。
これらを解消する必要があります。
ワンオペであることも、他に誰も見ていない時間があり、不適切な保育のリスクが高くなってしまいます。
人間なら誰でも、誰にも見られていないと、規律を保つのは難しくなってしまうのではないでしょうか。
〈不適切保育のニュースに見る保育現場の現状とは?!〉
そして、
上記に記しましたように、3歳児だけを取っても、このような状況ですので、子どもの発達を考えますと、現状は各年齢すべてに問題が大きい配置基準となっています。
国は令和2年に調査をして、不適切な保育の原因はすでにわかっていますので、せめてそれらの問題を解決出来る基準でないといけないのではないでしょうか。
政治家だけではなく、発達の専門家、現場保育士などの意見も反映されないと、最低限の改善で済ませ、子どもが不利益は変わらないままになってしまう可能性が高いです。
最後まで、仮に保育士配置基準が改正されるとして、誰がその基準を決めるのか?をお読みいただきまして、誠にありがとうございました!
〈子ども視点の保育士配置基準とは?!〉