厚労省のコロナの保育所対応Q&Aが酷過ぎる件!
ようやく経済を回しながらという感じの雰囲気になってきました。
でもまだインフルエンザのように、熱が出てしんどくても、すぐに病院に行くことが出来ない状態です。それを出来るだけ早く改善して頂きたいです。
もうとっくにデータが集まり、
適切な対応方法を国が示せたのではないかなと正直思いますが。
直ちに正しいコロナ対応をデータや根拠を示しながら国が示すことによって、
不利益を受ける層が居るもしくは、
今の混乱のままの方が、国の政策による利益を受け続けられる層が一定居るのではないかとさえ疑ってしまうくらいです。
それはおいておいて、
厚労省が出している、
保育所のコロナ対応Q&Aというものがあります。
新型コロナウイルス感染症対策に関する保育所等に関する Q&A(第十七報)
令和4年7月26日 厚生労働省子ども家庭局保育課
それが原則開所はしなさい! もし問題がある場合がそれは臨機応変にしなさい!
みたいな感じになっています。
問1 感染拡大が広がっている中で、なぜ保育所等は開所するのか。
○ 保育所等については、保護者が働いており、家に1人でいることができない年齢の子どもが利用するものであることから、原則として引き続き開所いただくこととしています。
とても官僚さんが書きそうな文章になっていますが苦笑
なんだか違和感がありありで、、
家で一人でいることができないって笑
そんな理由?!
だったら保護者や国の役割は何?って。
保育所がコロナで問題が起きたら、
子どもや保育士を守るのが国の役割ではないのでしょうか。
コロナ感染拡大が広がっている中でも子どもは家で一人で居られないから保育所を開けろ!って、
それって正義なのかな?
ただし、とその後に問題があったら臨機応変に対応し、コロナ対策は徹底するように!!って、
ニュースでコロナコロナって報道された後からずっと大体どこの保育所でも徹底してやっていますよと言いたい!苦笑
ほんとにみんな真面目で一生懸命だから。
このような文章は一見すると、保育所を守っているように聞こえますが、
実態は全然違います。
まず、開所ありきと国や自治体から指示があると、
お国柄かもしれませんが、真面目過ぎる保育業界の人は運営側や園長はじめ、主任、保育士みな開けようとするもんなのです。
もちろん、私のようにぶつぶつ言いながらの人も居ますが苦笑
でも基本はみんな超真面目ですので、国や自治体からの指示を聞かないということはありません。
意識が高いというか自己犠牲の精神があるというか、保育者の真面目過ぎるところを長年厚労省はわかっていて利用しているのです。
後述されているような問題があったら臨機応変に!よりも、先に書かれている原則開所の指示から開けようとするもんなのです。
そして、官僚が文書を考えた責任逃れとして、
問題がある時は臨機応変に!と後で付け加えることで、
実際に問題が起きた時は、逃げられるようにしています。
ある意味丸投げの、何とでも取れるような思惑見え見えの指示が、
厚労省から保育所に出ています。
また、
2年程前からコロナ対応によって、
コロナ前の業務量の大体2割くらい増しになっているのではないかと思われます。
各部屋や備品、利用者、保護者、職員の消毒の徹底、感染予防や密
にならない過ごし方のための部屋の構造の改良、健康チェックなど
コロナ前でもサービス残業、持ち帰り、休憩なし!が当たり前な園
も多かったのにもかかわらずです。
このような意識高い系ややりがいを搾取する厚労省の対応はわかっていてやっているところが本当にあくどいと思います。
次々に辞めていく保育士の気持ちもよくわかります。
そのしわ寄せは、弱い立場の子どもに来ます。
多忙過ぎる、またコロナの不安を抱えながら余裕のない保育士に支援されるのは子どもたちや保護者なんです。
コロナ禍でも原則開所なんて指示は保育所や保育士、利用する子どもたちや保護者を大切に考えていない、とても不親切なものです。
頭の中にあるのは保育所が閉まることによって、働きたい人からの抗議の対応が嫌だ!という意識だけなのでは?!と疑いたくなります。
そうなると厚労省だけの問題じゃなくなりますもんね!!
省庁間の権力格差が見て取れます。
それに関連して保育所では濃厚接触者を特定しなくてもよかったりします😨
そのようなことを考える人々に本当の児童福祉は出来ません。
私には保育士や保育所に通う子ども達は、他の人が持っている人権さえ認められていないように思えます。
※コロナ対応病床数推移 厚労省も本音は病床を増やしたいのですよね。なぜ増えないのでしょうね。