(ここだけの話)保育が女性社会であることを評価してみると
こんにちは☺ 子どものみかたブログです!
令和の時代でも、男性保育士は5%足らずと言われています。
私が保育士になり立ての頃と、あまり変わらないんですね。。
そのため、今でも女性のみの保育所も多いです。
その良さと課題を考えてみたいと思います!
【良い点】
一般的にも言えると思いますが、女性は男性より人の変化に気付くことが出来ます。
それが、相手が子どもの仕事である保育に、とても有利に働きます!
顔色が悪い・赤い、元気がない、服や鞄が変わった、どこか痛がっている、体が熱いなど、健康状態の変化が大きい時期の幼児においては、子どもの変化に気付くことは、とても重要な能力です。
男性は基本あまり気付けないです苦笑
なのでどうするかというと、
自ら意識的にチェックするように努力するしかないです。
それを女性は無意識的に出来るようです。
誰も教えた訳じゃないのに笑
おそらく、元々母性と言いますか、子どもの変化が気になる機能が備わっているのでしょうね。
これが保育士に置いては、最大で最高の利点です!
あとは、
子どもと実際に関わる際に体つきがやわらかいので、
安心感があると思います。
男性よりも、抱っこやおんぶ、ひざに座らせるのもソフトで子どもは安心して、安定すると思います。
あと、送り迎えの保護者は同性の女性である場合が多いので、相談や話しがしやすいです。
ただ、それが過ぎると依存的になったり、甘えであったり、感情的で礼儀のないような態度になってしまうことがあるように思いますが、、
なので、保護者相談においては、基本は女性の方が共感しやすく、込み入った話なども同性同士で話しやすいと思われますが、保護者さんのタイプによって、または抱えている課題によっては、男性保育士の方がいい場合があるのではないでしょうか。
よく同僚から保護者対応について『先生は男だからだ(保護者がソフトな対応になること)と思う。私の時はもっときついもん!』と言われることが何度もありました。
あとは保育士同士仲が良く、お互いの関係性が良好だとコミュニケーションが頻繁になされて、いい保育に繋がるってことがあると思います。
男性よりも社会性やコミュニケーション能力が間違いなく高いですので!
個人差はあるでしょうが。
また、その場の相手の気持ちや空気や雰囲気を読んで行動される方が多いので、上手く行く時は、暗黙の了解で事が進むこともあります。
【悪い点】
良い点を見ても、女性中心でその方がいいとは思うので、
恐縮ですが、
デメリットは無くはないです汗
先ほども書きましたが、
空気や雰囲気を重要視するため、
いい時はいいのですが、
複雑な問題になりますと、話が進まないことがあります。
重要な問題とか今までのやり方をがらっと変えるとかですね。
大事なことほど誰も主導権を取って決められず、結論を出すのに時間がかかりすぎることがあります。
過去の事例に拘ったり、空気を読んだり、いろいろと気を配りすぎるんですね!
問題はやってみないとわからない部分があるのに、、です。
保護者対応でもあります。
あの保護者はあの保護者同士繋がっているから、この話はここではしない方がいい!とか。
物凄く、気を遣います苦笑
もちろん、それがいい部分もあるでしょうけどね。
議論がぐるぐる回って、結局結論が出ないで元通り、みたいなこともよくあります。
全員の意見を聞いたり、様々な問題や課題を出して、周囲に気を配って調整するのもいいのですが、場合によっては誰かが主導権を持って、トップダウンで決めないと話が進まないことがあります。
あと、子どもの健康面が本能的に気になることとおそらく関係していると思われますが、
とても保守的なところがあります。
保守的な考え方からか、新しいやり方や考え、システムの変更などにとても抵抗を感じるということみたいです。
どう考えてもその方が合理的で、みんなが楽になるはずのことも、改善が進みにくいこともあったり、、
今までのやり方にこだわりを持ったり、感情や気持ちを優先するあまり、改善が難しくなったりします。
大きく変えるようなことは、周囲の同意がないと、1人では決められず、不安な様子もあります。
また、スマホはそこまで感じないのですが、男性よりもパソコンが苦手な方は多いように思います。
職場の業務機器やパソコンの簡単なシステム変更などに、業者や男性の力が必要になったりします。
保育とは直接関係がないのですが、ファイルやメールの管理はしなければいけないので、仕事が止まったりして、業務に支障が出てしまいます。
あと、これは言いにくいのですが、現場でも陰口が多いように思います。
もちろん、男性も陰口を叩きたくなります。
気持ち的にはひょっとしたらあまり変わらないのかもしれません。
でも、職場では言わない場合が多いです、男性は。
それだけは気を付けている人が多いように思います。
職場とプライベートの場所を区別しているというか。
なので、もし言うなら、仲のいい同僚と食事や飲みに行って散々愚痴る。
また、家に帰ってパートナーさんに当たるということもあるでしょうね。
もちろん、よくないことですが苦笑
それで、職場に行ったら何事もなく仕事をします。
でも女性は聞こえるようにあえて言ったり、職員室でも、子どもの前でも感情的になったり、言ったりします。
感情をコントロールするのがどうしても難しいようですね。
子どもの前で同僚を叱ったり、感情的になるのは保育者としては、
NGだと私は思うのです。
なぜかというと、、
子どもが見ているからです。
子どもはこれから人への信頼を定着させ、
大人は安心出来て、信頼出来る人という理解が重要な時期です。
それを、力関係で抑え込まれている大人を見ると、
大人って怖くて頼れないなとか、
大人によっては、自分を出してはいけないんだな、出さない方がいいんだなとか、
じゃあ、困っても先生を頼ったり、意見があっても自分を出すのはやめた方がいいんだ、、
となってしまいます。
ご家庭では、DVを見せることも虐待であると言われたりしますしね。
人への信頼の基礎が育つ時期には絶対に避けたいことです。
子どもの対人面やコミュニケーションの発達には、
基本、人は信頼に足りる!
という土台が大切です。
陰口によって関係性が悪くなると、
まともな報連相が出来なくなり、
(報告、連絡、相談ですね)
集団保育はチームでするものですので、
それは結局は、保護者や子どもにしわ寄せが来ます。
あとは、
自分の保育が良くなかったとか、間違いなんかをちょっと指摘されたり、自分が気付かなかった違う角度で意見されたりすると、
保身からか、感情的に反撃してきたり、拗ねてしまう方がいるのも女性の特徴かもしれません。
そして、足を引っ張る行動に出たりします。
無視したり、
意地悪をします苦笑
男性の場合は、もし気に入らない相手が居ても、仕事で意地悪をするのはあまりないんじゃないかなって。
会社の出世争いでは陰でありそうですが、、
おそらく男性の場合は意地悪するくらいなら、我慢するか、直接文句を言うかもしくはその仕事をやめてしまうことが多そうです。
意地悪したり、誰かの陰愚痴を言う保育士が、辞めないでずっと居るというのが、新人保育士にとって、とてもしんどく感じることかもしれません。
少し違う視点では、女性の保育士と話していて『私はこれしか出来ないし』と言われる方が何人も居ました。
本当にそう思っていたら、その職場を辞められないでしょうね。
向いていないと感じていたり、辛くてしんどくても。
私は保育士しか出来ない女性って、あまり居ないと思ったりしますが、どうなんでしょうね。
保育士ほど気配りが必要な職業って、あまり無さそうですし、それを他の職業でも活かすことが出来るのではないでしょうか。
しんどいまま続けて、後輩が出来てくると、自分がされたように愚痴を言ったり、いじめてしまったりするという。。
転職したり、他の保育現場に行くというのも、保守的な考えが強いと、どうしても難しくなりますよね。
〈参考:組織の一員としての保育士とは?〉
あとは特に男児にとって、遊びで物足りないということがありそうです。
物足りない程度ならいいのですが、
発達に必要な運動機能などが足りなくなくなると問題が出てきます。
保守的と先ほども書かせて頂きましたが、
遊びにおいても、子どものやりたい気持ちや自己実現体験を叶えるよりも、安全を優先しがちです。
先ほども書きましたが、保護者の目もとても気にしますし。
保護者の目よりも、
保育士の専門性を優先すべきなんですよね、本当は。
子どもは温室では育ちません。
それを根拠に基づいて、保護者に説明する必要があります。
それに小学校3年生くらいになりますと、
大人と居るよりも、子どもだけで居る方が、
どんどん楽しくなっていきます。
その時期も意識して、遊びを設定する必要があります。
男児だけで遊ぶと、
よくどっちがどれくらい危険なことが出来るのか?!
みたいな少し危険があるけど、挑戦する遊びをすることがあります。
そんな時に、体を使って遊ぶ経験が不足している子どもは、
体の使い方をイメージできなかったり、わかっていないので、
けがに繋がりやすかったりします。
体の使い方がわかっていないとか、自分の体のイメージがわかないとか、自分でバランスが取れないとか、協調運動が苦手であったり、道具やボールなどを上手く扱えないなど、様々な運動面の問題となって現れます。
それに、体を上手く使えないと、人との適切な距離感が保てないということにもなって、社会性にも影響したりします。
※元々運動機能に難しさのある子どもは除きます。
幼児期は体が成長する途中で、未成熟で大きな怪我に繋がることがありますので、クッションやマットを敷くなど安全を十分に確保した上で、子どもが挑戦してみたい!やってみたい!と言って来たら、出来るだけ叶えられる方向で、保育できるといいですね。
達成感や自信、生きる意欲、自己肯定感などのためにも。
大きな怪我になるような事だけは避け、ちょっとした切り傷、擦り傷、打ち身くらいは目をつぶって、長い目でみて、心や体の成長に繋がることを考えたいです。
保護者の方も一緒にね。
自分が痛みを感じた経験がないと、相手がどのくらい痛いのかも想像しにくいのではないかと思ったりもしますし。
書いていくうちに、
悪い点がとても大きくなってしまいました汗
でも、子どもの健康や命を守るためには、
保育は女性中心がいい!
ということはハッキリと言えると思います。
もし男性が中心なら、女性の何倍もリスクがあると思っています😨
ただ、同時に男性保育士が保育現場に0というのは、デメリットが割とあるのではないでしょうか。
先ほどは、運動遊びについて話しましたが、例えば、物心ついた時期の着替えやトイレの介助は、同性の方が望ましいでしょう。
※昔は、園長とかベテラン保育士の中で、保育は女性の方が有利!という意識を過剰に持っていて、男性の保育士なんて認めない!というような雰囲気のある方も居たりしましたが、考え方の違いなどから、男性保育士と女性保育士が対立していても、子どもにとって何も良いことはありませんので、そのような職場がもしあったら、早急に協力関係になれるように改善してほしいと思います。
保育士同士のコミュニケーションも、男性が居ないことで緊張感がなくなって、余計に意地悪をしたり、陰口を言ってしまうということがあるのかもしれません。
女性ばかりの保育現場が良くないのは、男性ばかりの職場や政治が良くないのと同じなんでしょうね。
それに、子育ては今や両親の共同作業ということになっていますしね。
令和の今で4%程度なので、
まずは10%を目指すくらいは必要ではないでしょうか。
(男性は気持ちよりもやや合理的に考えるところがあるので、そこでやっぱり労務環境と待遇の改善が大きな壁ですが、、)
〈参考:男性保育士の生きる道!〉
最後まで(ここだけの話)保育が女性社会であることを評価してみると をお読みいただき、誠にありがとうございました!
もしご意見ご感想などございましたら、コメントで頂けますと、とても嬉しい限りです!
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