【REVENGER】必殺仕事人的なプレイヤーキャラクター
2023年1月から放送がはじまったアニメ「REVENGER(リベンジャー)」。現在、10話まで放送中。
ドラマ「必殺仕事人」の形式を踏襲した物語ですが、リベンジ……「復讐」を行う「利便事屋」に上層部があったり、恨みを刻んだ小判「恨噛み小判」がないとリベンジはできなかったりと、差別化をはかっています。
現代・近未来物のTRPGでは、仕事人……つまり「殺し屋」のプレイヤーキャラクター(PC)を作るプレイヤーは結構いるように思います。表向きは普通の会社員、しかし裏の顔は金で人を殺す殺し屋、というものです。
実はこの「殺し屋」という職業、勧善懲悪シナリオが多いTRPGとは抜群に相性がいい職業です。なぜかというと、多くのTRPGシナリオには倒すべき「悪」が存在し、そこに「殺し屋」が入りこむことに何の違和感もないからです。
TRPGは基本的に、「勧善懲悪の物語」です。ほとんどは。
PCが善である必要はありませんが、シナリオに出てくる敵はたいてい「悪」です。それも、言いわけできないほどの絶対的な「悪」。
なぜ「絶対的な悪」なのかというと、そうしないと、PCが気持ちよく敵を倒すことができないからです。Youtubeチャンネル「ふぃあ通」で鈴吹太郎社長も言っていましたが、プレイヤーが気持ちよくなるというのは重要なことです。
アニメ「REVENGER(リベンジャー)」は常に勧善懲悪というわけではありませんが、敵が「殺されても仕方ないほどの悪」(一部除く)であるという点は共通しています。また、各話完結が多めである点は、GMにとってシナリオ作りの参考になると思います。
勧善懲悪を抜きにしても、殺し方のバリエーションは、本家「必殺仕事人」にも負けていません。得物に何を使うかはPCの個性に直結するので、参考にするのもよいでしょう。
日本刀やワイヤーは普通、小舟をぶっ飛ばす威力を持つ弓もまだ普通、花札に刃物を仕込んで投げつけるのもまだまだ。
でも、「敵の顔に“金箔”を貼って窒息死させる」というのはなかなかふざけています。
このふざけ方が「REVENGER(リベンジャー)」であり「必殺仕事人」といえるので、プレイヤーの方はどんどん真似するといいのではないかと思います。
今回は全12話と観やすい「REVENGER(リベンジャー)」をあげましたが、観られる環境があるなら「必殺仕事人」を観ることを強くおすすめします。婿殿を演じるのもなかなか楽しいと思いますよ。
■「REVENGER(リベンジャー)」公式サイト
■YouTube「期待値なんてない! -TRPGについて語るチャンネル-」
■TRPG circle F.I.N.(エフ・アイ・エヌ)
大阪で活動するオフラインのTRPGサークルです。
新規参加者は常に募集中。初回のみ参加費無料。初心者歓迎。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?