Aketa @ TRPGについて書いたり動画を投稿したりしています

ちまちまとTRPGの記事を投稿したり、動画を投稿したりしています。◆ツイッター https://twitter.com/AketaTRPG

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【TRPG】何かしないといけない気になってしまう──自己顕示欲?

■はじめに リプレイ動画にはじまり、エモクロアの登場により、少し前から活気づいているTRPG。  一方で、SNSでの動きに敏感になりすぎて、「私も何かしないと」と思っている古参のゲーマーもいるのではないでしょうか。  私もそのひとりです。いや、でした。  ここでは少し立ちどまって、「本当に何かしないといけないのか」を考えてみようと思います。 ■そもそも、なぜ「何かしないといけない」と感じるのか 少し前まで思っていた「昔からTRPGをやってるんだから私も何かしないと」という

    • 【N◎VA】岡山県西粟倉村を応援しよう!(11月例会レポート)

       2024年11月10日に開催された、「TRPG circle F.I.N.(エフ・アイ・エヌ)」11月例会で、「トーキョーN◎VA THE AXLERATION(ジ・アクセラレーション)」のルーラー(ゲームマスターのこと。以下RL)をしました。 ■成立卓・トーキョーN◎VA THE AXLERATION ・モノトーンミュージアムRPG(改訂版) ・Tokyo Urban Life ・婚活バトルロワイアルTRPG ロマンスコンバット ・クトゥルフ神話TRPG第6版 ・BE

      • 【TRPG】同じシナリオを何度もまわす意義

        ■はじめに 「ゾンビシティN◎VA」という自作シナリオを、メンバーを変えて何度も遊んでいます。  タイトルからお察しのとおり、アニメ「ゾンビランドサガ」をもとにしたシナリオで、ゾンビとなったアイドルを芸能界へ復帰させるために頑張るシナリオです。  同じシナリオを何度もまわして楽しいのかと言われそうですが、楽しいんです。なぜなら、遊ぶたびにシナリオがよくなっていくからです。  今回は同じシナリオを何度もまわす意義について、お話しします。 ■面白いシナリオはすぐにはできない 

        • 【TRPG】GMから見て、遊びやすいシステムって何だ?

           世の中にはTRPGのシステムがたくさんありますが、中には 「なぜこのシステムはこんなに複雑なのか」 「システムがあまりに軽すぎないか」 「デザイナーがこんな風に作った意図が全く読めない」 「このルール、無意味じゃない?」 というものも多々あります。  それでも、GMがある程度システムを理解できていれば、セッションをすることは可能です。  実を言うと、セッションの面白さはシステムによるところが少なく、その日のメンバー、体調、シナリオ、環境などの影響を受けることの方が大きい

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        • 色々考えてみる(主にTRPG)
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        • 「トーキョーN◎VA」入門記事
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          【N◎VA】「藤咲竜二」というNPC、その経歴

          ■はじめに 藤咲竜二。  基本ルール『THE AXLERATION』に載っている、公式NPC。  このキャラクターは「トーキョーN◎VA」初期から登場しているキャラクターで、いまだに死ぬことなく生き残っている稀有なキャラです。  藤咲竜二は複雑な過去を持っています。今回は、竜二の過去について書いてみようと思います。  手もとにあるルールブックやサプリメント、シナリオ集などを見ながら書いていますが、間違っている部分もあるかもしれません。大まかに、流れだけ追っていただけると助か

          【TRPG】今一番ほしい、こんな世界観のシステム

           今一番ほしいシステム、それは「『宇宙戦艦ヤマト』『クラッシャージョウ』のような宇宙をもとにしたTRPG」です(ジョウは昔ありましたが)。  「トラベラー」「スペオペヒーローズ」「歯車の塔の探空士」(改造必須)「R-TYPE TRPG」でいいのではないかと思われるかもしれませんが、軍に所属したり、独立傭兵として動いたり、企業に所属したりして、前に述べた作品のようなド派手な宇宙戦がやりたいんですよ。  仲間が一隻の艦、または艦隊のひとつとして行動をともにする、という状況に憧れ

          【TRPG】今一番ほしい、こんな世界観のシステム

          【N◎VA】もはや元ネタがわからない系シナリオ(10月例会レポート)

           2024年10月6日に開催された、「TRPG circle F.I.N.(エフ・アイ・エヌ)」10月例会で、「トーキョーN◎VA THE AXLERATION(ジ・アクセラレーション)」のルーラー(ゲームマスターのこと。以下RL)をしました。 ■成立卓 ・トーキョーN◎VA THE AXLERATION ・ビーストバインド 魔獣の絆R.P.G ・モノトーンミュージアムRPG(改訂版) ・クトゥルフ神話TRPG第6版 ・放課後怪奇くらぶ ■参加人数 ・総数 23名 ・

          【N◎VA】もはや元ネタがわからない系シナリオ(10月例会レポート)

          【TRPG】悲しいけどこれ現実なのよね

          ■はじめに  今回、手抜きすぎてごめんなさい。 ■終わりに  身体ひとつとルールブックがあればTRPGを遊べる時代は終わりつつあります。これからはタブレット端末と電力が必須アイテムになりそうです。  悲しいけどこれ現実なのよね。  私もそろそろ、大きめのタブレット端末を買おうかなと思っています。  ああでも、「トーキョーN◎VA」や「ブレイド・オブ・アルカナ」「トーグ」のような付属品のあるTRPGなら、紙で出してくれるかもしれません。  ……印刷用のPDF配布が解禁さ

          【TRPG】自分のやりたいことをどこまでシナリオに組みこむか

           シナリオ作りは大変ではありますが、楽しいのはたしかです。  特に、自分の好きなものを組みこんだシナリオを作るのは、楽しいものです。  F1が好きならF1が絡むシナリオを。  登山が好きなら登山中に事件が起きるシナリオを。  バスケットボールが好きならバスケットボールにかんするシナリオを。  こういうシナリオを作っているときは、時間を忘れるほど、本当に楽しいものです。  ですが、匙加減が難しいのもたしかです。   *  たとえば、F1をもとにしたシナリオを作るとします

          【TRPG】自分のやりたいことをどこまでシナリオに組みこむか

          【モノミュ改訂版mensural】俗人というクラス(ないです)(9月例会レポート)

           2024年9月15日に開催された、「TRPG circle F.I.N.(エフ・アイ・エヌ)」9月例会で、「モノトーンミュージアム改訂版mensural」にプレイヤー参加しました。 ■成立卓 ・モノトーンミュージアムRPG(改訂版) ・エモクロアTRPG ・クトゥルフ神話TRPG第6版 ・ペンドラゴン第6版:クイックスタート日本語版 ・ダブルクロス The3rd Edition ■参加人数 ・総数 23名 ・内新規参加者 4名 ■ちょっとだけ宣伝その1  私・A

          【モノミュ改訂版mensural】俗人というクラス(ないです)(9月例会レポート)

          【TRPG】シナリオの「強度」って何だ?

           以前、「シナリオの“強度”」という話を目にして、どういう意味だろうと思いました。  よく話を読んでみたところ、 「プレイヤーたちをシナリオの本筋に戻す強さ」 のようなものだとわかりました。  どういうことかというと、たとえば、以下のように進むシナリオがあったとします。  A→B→C→D   ※アルファベットはイベントを表しています。  この流れに、プレイヤーをきちんと乗せる、あるいは戻す力が強いシナリオのことを「シナリオの強度が強い」と呼ぶようです。  では、「

          【N◎VA】「トーキョーN◎VA」の戦闘──神業で防がれるのは計算通り

          ■はじめに 「トーキョーN◎VA THE AXLERATION」の戦闘で、攻撃を敵の神業で防がれてがっかりするプレイヤーがいます。  初心者に多いことなのですが、それは決して、がっかりするようなことではありません。むしろ称賛されるべきことです。  今回は「トーキョーN◎VAの戦闘について」お話ししたいと思います。 ■「トーキョーN◎VA」の戦闘は二種類ある 結論から言うと、トーキョーN◎VAの戦闘は、 「通常攻撃で相手に神業を使わせ、相手が神業を使いきったところでこち

          【N◎VA】「トーキョーN◎VA」の戦闘──神業で防がれるのは計算通り

          【TRPG】「逆転検事2」で気づいたTRPGの「余裕」──オンラインセッションの限界?

          ■はじめに 「逆転検事2」というコンピュータゲームをご存じでしょうか。  これは「逆転裁判」シリーズの外伝的作品で、「逆転裁判」では主に敵(友達)として現れる検事・御剣怜侍を主人公にしたものです。  機会があって「逆転検事2」を遊ぶことになったのですが、その中で、TRPGのセッションにも通じるものがあることに気づいたので、書いてみたいと思います。  なお、筆者は、「逆転裁判」1~4と「逆転検事」1~2はプレイ済みです。 ■正解を求めるだけではない──「余裕」の楽しさ 

          【TRPG】「逆転検事2」で気づいたTRPGの「余裕」──オンラインセッションの限界?

          【TRPG】回復・支援担当が追いだされないようにするために

           先日(といってもかなり前)、「ファイナルファンタジー14(以下FF14)」のTRPG化が発表されました。  FFは結構遊んできたのですが、14は遊んだことがなかったので、フリーのトライアル版で遊んでみました。  初心者のための解説や、各クラスの特性などを見ていたのですが、「ひとりだと支援系はまったく役に立たないな」という当たり前の結論に達しました。  巷でよく見かける「回復役や支援役、その他戦闘の役に立たないクラスが追いだされる作品」の発想は、このへんから来てるのかなと思

          【TRPG】回復・支援担当が追いだされないようにするために

          【TRPG】あなたの発想を見せてほしい

           昔、『RPGマガジン』という雑誌のGM講座で 「自分のシナリオどおりにセッションが進んだら、一度考えた方がいい」 と書かれていました。  これは、GMがプレイヤーを必要以上に拘束したり、選択肢をわざとせばめたりして、窮屈な思いをさせることを戒めている言葉なのではないかと思います。  TRPGって、自作シナリオでも公式シナリオでも、「プレイヤーの発想によって変化する」ものだと思います。プレイヤーの発想の方が面白いこともありますし、それならそっちに乗っかってしまえばいいの

          【TRPG】一粒で五度おいしい!? TRPGをしゃぶりつくせ!

          ■はじめに ここのところ、ちょっと暗い話、否定的な話ばかり書いていたので、今回はTRPGの明るい面を取りあげたいと思います。  TRPGには、一粒で五度おいしいと言ってもいいぐらい、多様な楽しみ方があるのです。今回はその楽しみ方についてご紹介します。 ■ルールブックを楽しみつくす 判定方法をはじめとしたルールを読んで理解するのは大変かもしれませんが、世界設定の部分は単純に読み物として楽しむことができます。  小説の設定を読むように、そのシステムの世界観を理解していくことが

          【TRPG】一粒で五度おいしい!? TRPGをしゃぶりつくせ!