自分的ざっくり解釈"コクリコ坂でのメルと俊の恋愛ポエム"
私の母は医者である。父はいない。
祖母は下宿屋を行なっている。
私は下宿屋を手伝っている女学生である。
毎朝お米を炊き、旗を上げ、
夕方にも米を炊き、旗を下げる
学校に行けば、私はただの女学生である。
恋もする。
一つ学年が上の彼。
養父の船で通学している。
一緒にカルチェラタンの掃除をしたり
坂を自転車で下り、コロッケを食べたり
ホームパーティーもした。
彼との思い出がどんどん積み上がっていく
目を合わせない。話を切り上げたがる。
彼が突然、素っ気なくなった。
私が何かしたのだろうか。
思い当たる節がない。
雨降りの下校の道に、彼に理由を尋ねた。
「俺たちは兄弟なんだ」
彼ととの思い出が崩れていく。
積み上げていた土台が歪んでいたのだ。
夕方、私はお米を炊けなかった
悩んだ
苦しくて
悩んだ
伝えた、「血ながっていても、ずっと好きだ」と
でも心のどかで
彼と兄弟ではない、繋がりがないと願い
彼とともに、父の友達のもとに彼と訪れた
私と彼は兄弟ではなかった。
私は彼と恋ができる。
彼との未来という大海原が開けた
私が挙げた旗たなびいてる
「航海の無事を祈る」