ソフト(中身)をあれこれ夢想した私がハード(外身)をデザインするに至った訳
※注意:仕事依頼で本当にデザインしたわけではありません
少し前に載せたこの記事。添付されているのは「いかにも某ゲーム機」っぽいイラスト……(笑)。
実は、その某ゲーム機の生産終了を知り、「それじゃあ」と、勝手に後継機をデザインするという暴挙に出た筆者なのであった……。
が、最初にデザインしたのは、先に挙げた記事のものではない。デザインしたのはこれである↓
持ち運びやすいよう、徹底的にコンパクトにしよう→折り畳むと正方形のデザインに。あれ?本当に「(化粧道具の)コンパクト」みたいに……。
この時点で左右対称、右利き・左利きのどちらにも対応のコンセプトは形に成っているかと。「あったらいいな。こんなゲーム機。」で載せた各ボタンやパッド用のカバーの案も、この時点で在りました。カバーで両利き用にカバーする訳ですね←これは酷い……。
ただ、この時点では「利き手による差を無くして、かつ、ボタンやパッド、本体のカバーを提供し、それらの組み合わせでもっての差別化をユーザー側に図ってもらう」「各デザイナーや企業等によるオリジナル・デザイン、サードパーティー製、更にはユーザー自身がデザイン・制作し、それらを組み合わせてゆくことで、個性を表現するツール、ファッションアイテム様としての機能を持たせることで、子供たちをはじめ多くの人々に、より身近なところから多様性とその融和に触れてもらう」だけでした。
「初代」を描き終えたころ、そのころはまだ漠然としていましたが、「何かが足りない」「何か見落としてる」「詰めが甘い」という感覚が在りました。
ある夜、テレビを点けてチャンネルを回していると、視覚障害者について取り上げている番組が目に留まりました。
「あ。これだ。」
視覚障害が有っても操作できるゲーム機。足りなかったのはこれだ。
すぐに「弐号機(笑)」に着手。
安直な案ですが、各ボタンやパッドに点字を付けることに。そして、配置する為に点字を調べていると、「ユニバーサル点字」というものに行き着きました。
「目が見える人も見えない人も同じ情報を一緒に共有する」
これぞ弐号機に相応しい追加装備だ!←
と、こんな訳で、あのデザインが誕生したという。
たとえ視えなくても、音ゲーならできるのでは―
聴覚はもちろん、視覚に障害が有る子でも、みんなと一緒に遊んで欲しい―
何より、子供たちが子供たち同士で「ここ、こうだよ」「これはこの部分のね」と、さり気無く助け合える社会で在って欲しい―
かくして、一人の人間の我儘勝手な願いの基、あの「ぱちもん」は爆誕した―←
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