ザクザクの人
お客さんからブログ再開してくださいよー
なんて言われて、僕のニッチなこだわりに偏ったお話ができればと。
ヘアスタイルに悩んでる方々で刺さる人に出会ってくれたら嬉しいです!
ってことで、ザクザクの人。
「結局これがカッコ良い」
そんな風に切り終わってくれた時、思ってくれると良いな!なんて気持ちでカットしてます。
元々、僕はセニング(スキバサミ)をあまり使用しないで、ブラントカットといって「バツン!」と切っていくスタイルでカットする人でした。
ですが、独立して以来、様々な美容師さんのカットしているスタイルを見て「セニングを使うスタイルもアリだな」と去年はセニングスタイルを作ったりもしていました。
しかし、2回、3回とお客様が来店を重ねると「…なんかしっくりこない」
セニングされた毛先が「なんか」嫌な感じなんですよね。カットする上でこの「なんか」って僕はとても大切にしていて
「なんか」かっこいい
とか
「なんか」良い
とか
あの人のところにまた行きたいって思う理由って、そういう「なんかしんないけど、あの人いいわ」の部分だったりすると考えていて、施術者目線で考えた時にそれをロジック的に持っていたり、言語化して説明できるまで落とし込んでいたりします。
そんな美容師目線の話は置いておいて、この「なんか嫌だなー」の部分を僕的に解決したかった
アメリカの映画とかでみるあの雑なショート
軍人映画のオフのシーンで瓶ビール飲んでる時とか
少年とかのあの伸びかけなのに、良い感じのスタイル。
そんな風に思うと、やっぱ「セニング」じゃ無いんですよね。
ざくっざくっと切っていくような、ブラントな質感を出せるカットを日本人に合うように。
まんま切っちゃうと、似合わせとは言えないので、全体的にその人に馴染むように残すところと切るところを考えながら。
大体、耳周りの髪の毛とかを毛束が出せる程度残してカットするとイナタイ雰囲気が出せるので僕は好きです。
やっぱり日本人の髪質って難しいので、そういう工夫というか仕立ての良さ。
っていうのが、周りと差をつける「良いショート」になると思います。
こんな感じで更新していくので
イナタイヘアーを探してる方々に届きますように。