自分らしさを大切に
迷いや悩みの中で、自分らしさがわからなくなる
特に誰かと比べてしまうと
「自分はこれでいいのだろうか」
「もっとこうすべきなのでは?」
と考えてしまうことも少なくありません
でも、実は「自分らしさ」は
どこか遠くにあるものではなく
今の自分の中にすでに存在しているものです
私たち人間は
容姿だけでなく、内臓の形や位置
考え方、感じ方に至るまで
全く同じ人なんて一人もいません
「唯一無二」なのです
だからこそ、自分の中に宿る個性は
自分にしかない「宝物」だと思っています
料理を例に考えてみましょう。
例えば、レシピ通りに作った料理でも
同じ味や仕上がりにはなりませんよね
なんとなく真似はできるけど
分量も作り方も聞いたとおりにやってる
なのに何かが違うってことありますよね
それぞれの手際や調味料の微妙な加減
火の通し方によって、同じようでいて
少しずつ違う仕上がりになります
その微妙な違いこそが、その人ならではの「味」なんです
レストランやカフェでも、
「あれ?この間と味違うよね?」
と思うこと、ありませんか?
もちろん、こちらの味覚や感じ方が変わっているときもありますが
もしかしたら作っている人の工夫や手加減が変わっているのかもしれませんね
オーナーが変わって「前の人と違うよね?」
と感じたこと、ある人も多いのではないでしょうか
作り方や分量はきっと変わってないはずです
変わったのは人なのでしょう
それこそ個性です
ハンドメイドやアートも同じ
同じ材料を使っても、仕上がる作品は作り手によって異なります
それが「個性」として表れます
作る人は変わらなくても、同じものができません
何度作っても全く同じにはならないところに
その人らしさが表れるのです
私は手芸でカルチャー講師をさせていただいてます
カルチャーの生徒さんから
「どの順番でやったらいいですか?」
とよく聞かれます
大まかなやり方の一つの手段をお伝えして
あとはご自身の好きなようにされるのが一番だと考えています
その中から新しい発見も出てくると思うのです
こんなやり方もあったんだねー!
と新しい気づきがあった時には嬉しいものです
その柔軟さが日常の些細なことにも
生かされるのではないかと思っています
迷いがあるときこそ
他人の基準を手放し
自分だけの「味」や「らしさ」を見つけるチャンスです
迷っている時間も、自分を深めていくための大切な過程です
自分の中にある「らしさ」を楽しみながら
少しずつ見つけていきましょう