東京都知事選挙(2024年)が盛り上がらない件
東京都知事選挙(2024年)が盛り上がらない
2024年の東京都知事選挙が始まった
この記事を読んでいる皆さんはご存知だと思いますが、2024年6月20日から東京都知事選挙が始まっています。
が…、都知事選がイマイチ盛り上がらない
が、今回の東京都知事選挙はイマイチ盛り上がりに欠けている、と私は思います。
候補者数は、過去最大の56人なのに
候補者数は、東京都知事選挙としては過去最大の56人なのに、盛り上がりに欠けていると、東京都民の私としては感じています。
人数が多ければ盛り上がると思うかもしれませんが、東京都知事選挙の場合、「人数が多い=泡沫候補が多い」となります。
2024年 東京都知事選挙の日程
東京都知事は任期4年となっています。
一度当選したら何らかの理由で辞職しない限り、4年間は当選した人物が東京都知事となるという事です。
そして、東京都の政治は国政に大きく影響します。
東京都知事選挙及び、東京都議会議員選挙は、準国政選挙と言える選挙です。
さて、2024年に行われる東京都知事選挙の日程をここに改めて記しておきます。
告示日というのは「正式にその選挙に立候補した候補者名が発表される日」であり「候補者は、この日(告示日)から投・開票日の前日の夜8時まで選挙活動を行って良いですよ」とされる日です。
解り易く書くと下記の通りになります。
2024年6月20日(木):東京都知事選挙 告示日
(候補者が、選挙活動を開始して良い日)
|
期日前投票期間
|
(2024年7月6日(土)20時 選挙活動終了時刻)
2024年7月7日(日):東京都知事選挙 投・開票日
この記事を読んでいる東京都民の方は、この日程をしっかり頭に入れておいて下さい。
2024年7月3日時点 東京都知事選挙情勢と予想
予想:小池百合子の3期目当選
さて、盛り上がりに欠ける2024年の東京都知事選挙ですが、先ず私の予想を述べると小池百合子の3期目当選は確実だろうと思っています。
今回の東京都知事選挙で小池百合子は、自民党・公明党・国民民主党の支持と、都民ファーストの会の公認を受けて立候補しています。
先にも述べた通り、56人も候補者が居るけれど、そのほとんどが「売名のために選挙に出ている泡沫」という印象が有ります。
真剣に選挙に挑んでいるのは、小池百合子と蓮舫の二人だけ。
売名半分だけど、あわよくば東京都知事になれたら良いな、ぐらいのレベルで都知事選挙に出馬しているのが、元・安芸高田市の市長の石丸伸二、というのが、この東京都知事選挙の各候補の演説を見に行った、私の感想です(勿論主観です)。
自民党は東京都知事選挙に候補を立てない
先ず、今回の東京都知事選挙では、自民党は候補を立てないことを決定したというニュースが東京都知事選挙前に出ていました。
2024年4月28日(日)に行われた3つの衆議院議員補欠選挙で全敗した事と、安倍派の裏金問題で支持率が落ちている事を受けての判断だとのことです。
しかし、自民党が候補を立てない事を結果…。
派閥の裏金問題を巡り「党の役職停止処分」を受けた萩生田光一が、自民党東京都連(自民党東京都連号)の会長職は続投する、と発表しました。
この人事は、東京都知事選挙での自民党票の取りまとめ等の意図のある人事である事は明らかです。
当選は手堅い小池百合子
さて、東京都は2016年の東京都知事選挙以降、2016年、2020年と2度の東京都知事選挙で小池百合子が当選しています。
小池百合子は自身に賛同する都議会議員等と「都民ファーストの会」という政治団体を作っている。
最近では、「国民ファーストの会」という政治団体を作り国政に進出しようとしているという話も聞きます。
先の、東京15区の衆議院議員補欠選挙には乙武洋匡を候補として立てた都民ファーストの会は、選挙期間中には小池百合子都知事も応援演説に江東区に来ていましたが、その効果は余り無かった様です。
また、小池百合子都知事は、暇空茜さんが追及しているcolabo問題に付随して、全く公約を実現出来ていない都知事である事がアンチフェミ・オタク陣営の間では話題となり、少なくとも、アンチフェミ・オタク陣営の間では小池百合子都知事に対する支持率は極めて低くなっています。
これらの要素から、小池百合子現東京都知事は、3選目を目指すには不利なのではないかと考えられますが、上記の「自民党は東京都知事選挙に候補を立てない」という表明は、小池百合子現東京都知事にとって3選目を目指すには有利な要素となっています。
自民党東京都連を中心に、自民党が小池百合子を支持する形となり、東京都民の内、自民党支持者の票が小池百合子に流れていると考えられます。
「都民ファーストの会支持層の票+自民党支持層の票」が、今回の東京都知事選挙での小池百合子票になると考えられ、小池百合子の3選目は手堅いと言えます。
ひまそらあかね(暇空茜)が東京都知事選挙に立候補
今回の東京都知事選挙の告示日の、立候補締め切り時間直前に、ひまそらあかね(暇空茜)が東京都知事選挙に立候補しました。
顔を出さず、街宣をせず、インターネット上で動画で政策等を発表するという形で票がどれだけ集められるかが注目されています。
予想:ひまそらあかね(暇空茜)の得票数は多くて10万票
私は、暇空茜の得票数は多くても10万票止まりだろうと予想しています。
その理由は、インターネット上での話題性・人気性と現実での話題性・人気性は別物である、という点にあります。
暇空茜の話題性・人気性は確かに、インターネット上では高い物ですが、現実での話題性・人気性は小池百合子や蓮舫と比べれば圧倒的に低いと言わざるを得ません。
おそらく、暇空茜の得票数は多くても10万止まりだろうと予想されます。
これに関して、青識亜論氏は下記の様に発言。
このツイートを皮切りとして「暇空茜は20万票獲得出来なければ笑いもの」と、青識亜論氏の主張に追随する主張を述べる人達が増えています。
しかし、かの「オタクの味方」で有名な参議院議員の山田太郎氏が初めて国政選挙に出馬した時の得票数ですら3万票です。
それを考えれば、暇空茜の得票数が20万票行くなどとは私にはまったく考えられません。
予想:「2位じゃだめなんですか?」の蓮舫は2位になる
民主党が与党時代に「2位じゃだめなんですか?」という名言を残した蓮舫は、2位になると予想されます。
前回の東京都知事選挙の結果をご覧下さい。
1位:小池百合子/360万票
2位:宇都宮健児/84万票
3位:山本太郎/65万票
となっています。
投票率にも寄りますが、東京都知事選挙は総投票数が約800万~1000万ほどになる選挙になります。
その中で、当選するには、最低250万票ほどの票が必要になります。
このため、数万票単位の争いではなく、東京都知事選挙と言うのは10万票単位の争いと言えます。
10万票以上の票を獲得できない候補者は、泡沫候補と言っても遜色無い、と言えます。
暇空茜が泡沫候補と言われるか否かのボーダーラインが10万票と言える理由がこれですね。
その上で、蓮舫には国会議員としての経験が有ります。
少なくとも宇都宮健児よりは票を獲得する事は見込まれます。
それらを考慮すると
1位:小池百合子/250万票
2位:蓮舫/200万票
の様な良い勝負をする可能性は考えられます。
ですが、そんな中、蓮舫陣営に衝撃を与えるニュースが有りました。
それが連合東京が小池百合子を支持すると表明したというニュースです。
今回の東京都知事選挙に、蓮舫は立憲民主党と日本共産党と社会民主党の支持を受けて立候補しています。
しかし、立憲民主党と、日本共産党&社会民主党のそれぞれの政党を支持する団体の間には、下記の図の様な関係が有ります。
立憲民主党を支持する「連合」という労働者団体は、日本共産党&社会民主党を支持する「全労連」という労働者団体を嫌っている。
日本共産党&社会民主党を支持する「全労連」は、立憲民主党を支持する「連合」を嫌っているということです。
蓮舫は、表向きは立憲民主党と日本共産党と社会民主党の支持を受けて立候補していますが、そこには、立憲民主党の支持を受けて出馬すれば「連合」の支持を受けられて、前回の東京都知事選挙で小池百合子を支持した「連合」分の票をごっそり奪えるという思惑が有ったと考えられます。
しかし、その思惑が東京都知事選挙が始まる前に覆される形になりました。
「連合」は、立憲民主党の票数の内約半分と言われていて、立憲民主党の約半分が小池百合子支持を固めたと言えます。
蓮舫も知名度等である程度票は伸ばすでしょうが、最低50万票・最大100万票ほど、小池百合子との差が付く形で2位に終わると考えられます。
予想:石丸伸二の票は多くて60万票前後で3位に終わる
告示日より前に東京都知事選挙に出馬する予定である事を公表した結果、暇空茜によって色々と調べられて、「業者等に依頼してインターネット上で人気が有る様に捏造しているのでは?」という疑惑を持たれている元・安芸高田市の市長の石丸伸二氏。
石丸伸二氏の裏に一部自民党議員や、その支持層等が付いているとの噂があり、ある程度票を伸ばす事は考えられます。
ある意味では暇空茜氏同様に票数の読めない人ですが、小池百合子や蓮舫には届かないでしょう。
多くて60万票程度、そこまでも行かずに終わるのではないかと考えられます。
予想まとめ
ということで、ここまで2024年の東京都知事選挙に関して予想した事をまとめると。
①,小池百合子都知事(現職)が3期目当選
②,「2位じゃだめなんですか?」の蓮舫が2位になる
③,石丸伸二の票は多くて60万票前後で3位に終わる
④,暇空茜の得票数は多くて10万票
となります。
実際、この予想が当たるかどうか、2024年7月7日の東京都知事選挙の結果が楽しみです。