祝祭🎵劇団四季『バケモノの子』
劇場で観劇するたびに私の心を揺さぶる『バケモノの子』だけど、物語の始まりでタタタンタタタン、、、「渋天街にすむ諸君に告ぐ・・・」の力強い言葉と蝋燭の炎がぽつぽつと周りを照らし始めるあのシーンは、何度見てもゾクゾクする。あーこれから最高の物語が始まるんだなぁと一気にワクワクが高まる。
毎朝の通勤電車で「祝祭」をONにするだけで心が動くようになってきた自分自身を「あー、私もすっかり渋天街の人間になったのかも・・・」なんて客観視したりする。
バケモノの子と初めて出会ってから、私の出勤は電車を待つ駅のホームで「祝祭」から始める。
劇場で渋天街を体験すること、「始まり」に触れる事が私の日常になってしまったのに、大阪公演の千秋楽が近づいてきたことが本当に寂しくて心細くて仕方ない。
5/25以降わたしは大丈夫なのか!?なんて自問自答しているけど、最低であと2回分のチケットを準備しているのでなんとか最後の観劇までに「バケモノの子」離れできるように心を整えておきたい。
人事異動で昨年大阪に転勤となって新しい人間関係が始まり、新しい業務へ挑戦する過程(OJT)で大きな壁を経験して潰れてしまいそうなくらい不安な時期があったけれど、今はこの場所で挑戦してきた事やバケモノの子に自分の気持ちを投影しながらなんとも言えない不安や葛藤と向き合えたこと、物語と一緒に成長できたんだ!と実感できたことがとても有難い。
渋天街を体験すると、なんというか...仕事での社会的な仮面とか心の鎧とか、そういう手段・道具を手放しながら心が解放されるのを感じる。
今は当然のようにありのままの自分に対してOKが出せるようになっててすごく清々しいし、この状態のことを人は自己肯定感UPと呼んでいるのかな・・なんて物思いにふけってみたりもする。
もし自己肯定感UPを目的に背伸びしたり大きなエネルギーを投資したりしている人がいたら、ぜひバケモノの子を見てその力みすきだ緊張をを少しでも緩めてみて欲しいな。
劇場でバケモノたちと同じ時間を過ごしていると、自分と関わってくれてる人に不思議と感謝が溢れ出てくるし、「ありがとう」という暖かい気持ちがいつも自分を見守ってくれる。
心地よい循環╰(*´︶`*)╯♡
こうやって10回も劇場で心を動かしたからか、パブロフの犬みたいに「祝祭」を聞くだけで自然と感謝で満たされてくる。
心揺さぶる素敵な音楽に出会えたことも本当に奇跡だなって思う。
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