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「雨」とは2209/7

 雲粒の集合体。雲粒の大きさは半径約0.01mm。
そんなこと言われてもよくわかりませんが、人間の髪の毛の太さが半径約0.05mmなので、雲粒は髪の毛の太さの5分の1程度の大きさです。
そんな雲粒は空から落ちてきているのですが、1秒間に1センチ程度で、空の上ではそれを超える上昇流がいたるところに存在しているため、ほとんど落下しません。ですから大気中に浮かんでいる「」になっています。

 雲粒がほかの雲粒とぶつかりあいながら集まって集まって成長し大きくなり、ついに半径0.1mm以上になった水滴を雨粒といいます。
0.1mmというと霧雨と同程度の大きさで、落ちる速度は1秒あたり7m。
 その霧雨のような雨粒も落ちてくる途中にほかの雨粒とぶつかって落ちてくると、代表的な雨粒の大きさ半径約1mm程度の雨粒に成長し、1秒間あたり6.5mの速度で落ちてきます。
 豪雨の雨粒でも大きさは3mm程度までしか大きくならないそうです。
落ちてくる途中で抵抗を受け割れてしまうからです。

 雨粒は大きくなるとともに落ちる速さが早くなり、雲の中から離れ約20分後に地上に着地です。雨にとってはゴールです。 


 「地球は水の惑星である」といわれるように、地球の表面の約7割は海洋で、残りの約3割が陸地です。地球上には約14億立方キロメートルの水が存在しています。このうち約97%が海水で、約3%が北極や南極などの氷床や海水、河川や湖、地下水です。大気中に存在する水蒸気は全体のうち0.001%程度で、割合としては非常に少ないことがわかっています。しかし、その水蒸気が地球上の水のめぐりを左右しています。
 地球上での雲を伴う大気現象は、大気と海洋の運動と考えることができます。海洋や陸地にある水や氷は、蒸発・昇華して水蒸気となり、大気中に移動します。この水蒸気は凝結して雲になり、雨や雪となって海洋や陸地に降ります。
 陸域に降った雨や雪は、河川に流れたり、地面に浸透して地下水になったりして海洋に戻っていきます。
 このように水は姿かたちを変えながら地球上の大気と海洋をぐるぐる回っています。これを水循環と言いますが、まさに水の輪廻転生です。



参考
雲の中では何が起こっているのか
著者 荒木健太郎
ペレ出版



 上記の本を参考にしながら書きましたが、水蒸気が雲粒になるにしても大気中に浮かんでいる塵や埃、黄砂や土壌粒子、海塩粒子、または火山活動で発生する粒子など自然で発生するものを核にして雲粒ができますので、ほんとうに地球は自らの力でくるくると回しているようです。
 こんな雨をつくり出す雲はなくてはならない存在です。なのでみんな無意識に雲が好きなのかもしれません。
 雨になると鬱っぽくなってしまうのは、新たな循環が始まる前なので体や気を休めたいだけかもしれません。


気象衛星ひまわり赤外線画像

9/7AM6:30


 おはようございます。
 昨日は足早に台風が過ぎました。風が強く吹いたり雨が一時的に強まったことがありましたが、そちらはどうでしたか。
 今朝のこちら、昨日とは違いまさに快晴で朝は涼しく感じました。
でも暑くなりそうです。
いい一日でありますように。

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